ニンゲン ページ20
悟「オマエ……何してんだよ」
縛られた手首、体に貼られた御札。
巻き付く縄。
怒った先輩。
悟「自分が、何したか…分かってんの」
硝子「五条!!」
貴方「…ごめんなさい」
悟「ごめんなさいじゃねぇよ!!」
運命に逆らえなかった。
硝子「…解剖して人間をやめるか
五条に祓われるか、どっちがいい?」
貴方「祓ってください」
自分の右手が段々、紫になってる。
これはもう遅かれ早かれ人間じゃなくなる。
貴方「…先輩が出来ないなら
先生でもいいです」
正道「A」
貴方「…もう、駄目なんです」
解剖して、どうなるの?
人間を失って、この人たちのそばにいて
幸せになれる?幸せにできる?
そんなわけ無いじゃん。
硝子「…ステッキで変形ができるかもしれない」
私しか触れられないステッキ。
悟「……解剖しろ」
貴方「嫌です」
悟「オマエみたいな奴祓う身にもなれ!!」
正道「悟!!」
…そうだよね。
貴方「………」
悟「俺は知らねぇ、二度と顔見せんな」
そう言って出ていく先輩。
それなら祓ってよ。
なんてことは言えず飲み込む。
硝子「…それをAの体内に入れる
だから砕いてほしい」
貴方「…誰も…祓ってくれないんですか…」
正道「灰原はオマエのせいじゃない
だから灰原の分まで生きろ」
忌々しい声が内側から聞こえる。
【ニンゲン、ニクイ】
私はそんなオマエが1番、
貴方「…憎い」
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作者名:椋理 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=48936780d5f636e41a37026ea5b97821...
作成日時:2021年2月23日 1時