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pink side







赤「も、やだ…、」


「いっぱい泣いていいよ、我慢しないで」


紫「…ごめん、俺が悪い」


「そだよ、ふっかが悪い」









楽になる=死にたい


なんて方程式ないんだからね?

何しろそれを余命を宣告されてる
涼太に言っちゃいけない。




涼太にとって、"楽" は何なのか分かんない。



治療をやめることなのか、なんなのか。







俺の肩に顔を埋めて未だにグズグズと泣いている。
珍しく、声も出して。









紫「…舘さん、行くのやめる?」


赤「……、」


「りょーた?無理だったらやめようか?」


赤「…っ、」


「ん、大丈夫大丈夫。いっぱい泣いちゃえ」









あんまり無理させるのも俺らからすれば気は引けるし
自分の意思で治療を進めないと

どうしても心がついてこないんじゃないかなって。






涼太は涼太で頑張ろうとしてて


でもしんどい治療のことを考えると嫌になって



でも辞めたくはなくて、、



葛藤してるんだよね。




首を振ることもなくひたすら、泣いている。








紫「夕飯作ってくるわ」


「ん、お願いします」







夜寝たら気持ち、落ち着くかな。

その前にお風呂入って、夜ご飯食べて薬飲んで…


 






赤「さく、ま、」


「ん?どした?」


赤「ふく…、」


「ふく?…あ、濡れたってこと?全然大丈夫だよ!
ちょっとは落ち着いた?」


赤「…うん」


「もっかい膝枕する?それともお風呂入る?」









まぁまだ18時前だし、ゆっくりしようよ。


背中をポンポンと優しく叩いていると
もうちょっとここままがいいと言うから
ご飯ができるまでこのままでいることにした。









紫「あれ、寝てんじゃん」


「んぇ、ほんとだ。気づかなかった」


紫「起こそっか、夜寝れないと明日しんどいだろうし」


「そだね。涼太〜〜起きて〜」









テレビでクイズ番組がやっていて
阿部ちゃんが出てないクイズ番組を観るのは
久しぶりだったから観入ってたら、
いつの間にか涼太は寝ていた。


晩御飯を作り終えたふっかと涼太を起こして
テーブルに座った。









紫「舘さんには負けるけどなかなかいいっしょ?」


「んまい!」


赤「おいしいよ、」


紫「やったね!」








俺は料理できないからね
一緒になった人に任せるんだ!

涼太に佐久間はやめた方がいいって言われてね。

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pom(プロフ) - Youさん» 他のお話を読んでいただきありがとうございます。今は更新停止状態でいつ再開するかは考えておりません。このお話が落ち着いたら雲外蒼天の更新を再開しようかな、とは思っているのですが、、大変長らく待たせてしまうことになるとは思います。申し訳ありません! (2021年4月6日 23時) (レス) id: f223fa30a9 (このIDを非表示/違反報告)
pom(プロフ) - 花さん» ありがとうございます!拙い文章なので申し訳ないですがそう言っていただけて嬉しいです〜〜>_< これからもよろしくお願いします! (2021年4月1日 8時) (レス) id: f223fa30a9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こんにちは。いつもじんわり心に噛みしめながら読んでいます。優しい言葉が紡がれているこの小説が日々の楽しみになっています。ありきたりな言葉ですが、これからも頑張ってください^^ (2021年3月31日 22時) (レス) id: 7c0795d28f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:pom | 作成日時:2021年3月9日 19時

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