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治療 ページ14

purple side








青「涼太は?」


「病室。治療の準備するからちょっと待っててって」


桃「、もう始まるの?」


「うん、みたい」


緑「ちゃんと治療の話、聞いた?」


「うん。聞いたよ」


橙「だて、大丈夫なん?」


白「舘さんに早く会いたい、」






マネージャーの車でやってきた他のメンバーが一気に
集まった。





先生から話を聞き終わったらもうすぐに抗がん剤を投与する
ってなってそのまま舘さんは連れて行かれた。

とりあえず準備するからちょっと離れた部屋で
呼ぶまで待っていて欲しいと言われ、

何もすることなく数十分部屋で待たされている。

めめは泣き疲れて今は照の膝を枕にして寝ている。





後から来たメンバーにさっき聞いた治療の話をする。

みんなびっくりしてたけど、舘さんが言うなら、と
受け入れた様子だった。









白「急に治療、始まるの…こわい」


緑「…ね、」


「うん、俺も。でもね、この病気って
治療が遅れれば遅れるほど進行するんだって。」





橙「…だての体調悪いの、俺気づいてた、のに」


緑「俺も、気づいてた」


青「…俺もだよ」





「俺も。…でも遅かったよね、みんな。
だからこれから…うん、みんなで舘さんを支えようよ」








こればっかりは、今更しょうがないよ、って

片付けないとどうしようもない。




支える、って一言で言ったって
実際俺らに何ができる?





ほんとはもっと話さなければならないことがあるんだけど、

今後の活動とか、色々。

でもこの後先生が入ってくるまで誰も口を開かなかった。









赤「ほんとにみんないるじゃん」




橙「だて、」


白「舘さんだ、」


赤「うん、舘さんだよ笑」







舘さんの病室に入ると、また線に繋がれている舘さんが
目に入った。


わっ、と舘さんの周りに群がるメンバー。



照に支えられて立っているめめはぼーっとその様子を
見ているだけだった。






白「もう、これ薬入ってるの?」


赤「みたいだね、うん。」


桃「しんどくない?」


赤「うん、まだなにも。夜くらいに体がだるくなるかもって」


桃「そっか…」



赤「ふふ、大丈夫だよ、そんな顔しないでよ」


桃「…りょーたは強いね!」


赤「でしょ。俺強いの」






大丈夫だよ 頑張るよ




それは舘さんの口癖のようなものだった。

本当に大丈夫な時もあるし、全然大丈夫じゃないときもある。




今回の大丈夫は、本当に大丈夫なのかな。

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pom(プロフ) - Youさん» 他のお話を読んでいただきありがとうございます。今は更新停止状態でいつ再開するかは考えておりません。このお話が落ち着いたら雲外蒼天の更新を再開しようかな、とは思っているのですが、、大変長らく待たせてしまうことになるとは思います。申し訳ありません! (2021年4月6日 23時) (レス) id: f223fa30a9 (このIDを非表示/違反報告)
pom(プロフ) - 花さん» ありがとうございます!拙い文章なので申し訳ないですがそう言っていただけて嬉しいです〜〜>_< これからもよろしくお願いします! (2021年4月1日 8時) (レス) id: f223fa30a9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こんにちは。いつもじんわり心に噛みしめながら読んでいます。優しい言葉が紡がれているこの小説が日々の楽しみになっています。ありきたりな言葉ですが、これからも頑張ってください^^ (2021年3月31日 22時) (レス) id: 7c0795d28f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:pom | 作成日時:2021年3月9日 19時

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