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red side







ズキン、ズキン、と痛む頭で目が覚めた。


目を開けると心配そうに俺の顔を覗き込む康二がいた。





橙「あ!だて起きた!」


緑「康二、声大きいよ」


橙「あっ、ごめんっ」


桃「涼太起きた〜ふっかたちに伝えてくる!」


「…もう、撮影始まるよね、」





起きあがろうとすると、サーっと血の気が引いて、
ソファに倒れ込んでしまった。





緑「だめだめ、!すごい熱なんだから!」


「…ねつ?」


橙「寝てる間めっちゃ汗かいてたから熱測ってん」


緑「39.8度だったよ。撮影は延期できなかったから
舘さん抜きで撮らせてもらったから、今から病院行くよ」


「えっ、撮影…」


緑「こんな体じゃ無理だよ、舘さん」







確かに、いつも以上に体が重い。



でも、こんなところで立ち止まってしまってはだめだ。




今まで何のために我慢して来たと言うのか。









なんのために、ここまで頑張って来たのか。








緑「…しんどいね」


橙「俺が胸貸すからいっぱい泣いてええよ」








涙がボロボロと溢れていて、

もう体も、心も限界だったこと気づいた。




康二が頭を撫でられながら泣いていると

衣装のままのメンバーが入ってきた。








紫「なんで舘さん泣かせてんの?」


緑「泣かせてないよ!」


橙「どっちかと言うと阿部ちゃんが泣かせた!」


緑「ちょっと!」






青「涼太、病院行こ」







「…ん、行く」







さすがにこのまま仕事を続けたとしても

みんなに迷惑をかけてしまうだけだし
素直に病院に行くことにした。



みんな、まだ仕事が残っているから照におぶって

車まで運んでもらって、みんなに見送られて

マネージャーの運転で病院に向かった。







マ「ベッド貸してもらえたから、ゆっくりしてて」


「はい、」


マ「もう少ししたら先生来るみたいだから、」






正直マネージャーの言葉はもう頭に入って来なかった。

頭痛はさっきよりひどくなっていたから。




ここ最近、よくあることだからもう慣れてきてはいる。







『こんにちは』


「…こんにちは、」







胸元に顔写真が貼ってある名札をつけている先生が
やってきた。

森本、さん…か。








『そのままで大丈夫ですよ。少しだけ問診させてください』


「…はい、」


 





ゆっくりでいいですよ、と言われ、

ここ最近の症状をポツリポツリと伝えた。

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pom(プロフ) - Youさん» 他のお話を読んでいただきありがとうございます。今は更新停止状態でいつ再開するかは考えておりません。このお話が落ち着いたら雲外蒼天の更新を再開しようかな、とは思っているのですが、、大変長らく待たせてしまうことになるとは思います。申し訳ありません! (2021年4月6日 23時) (レス) id: f223fa30a9 (このIDを非表示/違反報告)
pom(プロフ) - 花さん» ありがとうございます!拙い文章なので申し訳ないですがそう言っていただけて嬉しいです〜〜>_< これからもよろしくお願いします! (2021年4月1日 8時) (レス) id: f223fa30a9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こんにちは。いつもじんわり心に噛みしめながら読んでいます。優しい言葉が紡がれているこの小説が日々の楽しみになっています。ありきたりな言葉ですが、これからも頑張ってください^^ (2021年3月31日 22時) (レス) id: 7c0795d28f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:pom | 作成日時:2021年3月9日 19時

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