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安田side
横「ヤス、大倉起きたらこれ食べさせて。
あと水分とらせて、着替えさせたって。」
「…ん、」
横「…俺、変わろか？」
「ううん、俺やる」
横「ん、なんかあったら呼んでや」
ただ疲れただけかと思ってたから、熱あるって聞いて
びっくひした。
大倉は滅多に体調崩さんくて、あるならお腹下すくらい。
だから熱が出るなんてよっぽどしんどかったやろうに。
冷えピタを貼りながら、もっとはよ気づいたったらなぁ
なんて思ってると、ゆっくりと目を開けた。
大「ん、…ヤス？」
「あっ、目覚めた？」
大「…うん。……ここまで、運んでくれたん？」
「ううん、僕じゃ無理やから横ちょに頼んだよ」
大「…そっか、」
「あ、水分。これ、飲み」
大「うん、」
「起きれる？」
大「ん、起きれる」
ゆっくり起き上がった大倉にスポーツ飲料水を
渡して、開けようとしたのを見て
冷えピタのゴミを捨てた。
「あ、もういいの？」
大「ちがう、あけれへん」
「開けれへんのか、ごめんごめん。気づかんかった」
大「…手に力入らへん、」
「ん、開けたろ」
振り向いたらペットボトルをこっちに差し出してて
もう飲んだんかと思ったら、開けられへん、て。
よっぽどやなぁ。
「ゼリーか雑炊、どっちがいい？」
大「…雑炊かな」
「ん、食べさせたろ」
大「…うん、ありがと」
手に力入らんやろし、食べさせたろ。
俺もベッドに上がって、大倉の横に座る。
ちょっと時間経ったからか、いい感じに冷めた雑炊を
大倉の口に運ぶ。
大「…俺赤ちゃんみたいや」
「ふは笑まぁたまにはええんちゃう？」
大「毎日こんなん、甘くて耐えられへんし…」
「俺はええけどな、毎日甘やかしてあげるで？」
大「…ヤスならしそうでこわい」
あー、と口を開けて待ってるのを見ると
甘やかさずにはいられれんよなぁ。
周りのことによく気が回って、
店も切り盛りしてて、歳上やけど、すごいなぁって。
毎日美味しいご飯も食べさせてくれてて、
朝から晩まで働いてて…倒れんわけないやんな。
この歳になると弱音を吐くのも、誰かを頼るもの
しにくくなってるんやろうな。
もうちょっと俺らのこと頼ってくれていいのになぁ
なんて、思っているとつい、頭に手が伸びていた。
大「、やめろやぁ」
「ええやんか！」
身長は小さいけど、大倉を支えるくらいの力はあるよ。
いつでも頼って欲しいな。
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虹恋 - もう更新なさらないのでしょうか？すごく好きなので、更新待ってます！！！ (2021年11月18日 18時) (
レス) id: 39651266d5 (このIDを非表示/違反報告)
pom(プロフ) - Youさん» わざわざコメントありがとうございます！現在更新しているお話が一区切りついたら更新再開させていただきます…！！もうしばらくお待ちください(>_<) (2021年4月22日 17時) (レス) id: f223fa30a9 (このIDを非表示/違反報告)
You(プロフ) - めちゃくちゃドストライクなので気長更新お待ちしております！ (2021年4月21日 23時) (レス) id: 4838a1782f (このIDを非表示/違反報告)
pom(プロフ) - lettuさん» ありがとうございます！！！(>_<) (2021年2月20日 18時) (レス) id: f223fa30a9 (このIDを非表示/違反報告)
lettu - とても面白いです！更新待ってます！ (2021年2月15日 19時) (レス) id: e892e33e07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pom | 作成日時：2020年12月31日 12時
