幸せ ページ5
すっかり汚れてしまった身体を洗い流す為
行為後、再びバンビとお風呂に入った
二人向き合ってシャワーの下に立ち
「ヌルヌルだぁ...」
「...ッ」
それもそのはず
バンビが洗い流しているお腹から胸にかけて
私は容赦なく彼の体液を浴びたのだから
それにしてもその手つき
嫌でも感じてしまうからやめて欲しい
滴るお湯の下
バンビは広げた両掌で
お腹から胸の谷間を辿り
胸の膨らみをなぞって、再びお腹を辿る
繰り返しゆったりと円を描くその手つきに
次第に変な気持ちになっていく
「...ッ」
バンビの肩に置いていた両手に
思わず力が籠った
「A...」
しかしどうやらバンビも同じ様で
腰を掴まれ見上げると
蕩け切った瞳で私を見つめていた
「...ぁっ」
堪らず下へ滑らせた右手で触れたそこに
バンビが甘い声を漏らした
「またこんなに硬くなってる」
「うん...」
見つめる目を細めて、悩ましい吐息
バンビ...
それはほぼ衝動的だった
「...あっ、ッ！」
跪く私の上で
予期せぬ快感に一瞬腰を引いたバンビ
「Aッ...」
すぐに片手で私の肩を掴み
口元を手の甲で抑えて
泣きそうな顔でこっちを見下ろした
そんなバンビの腰を掴み
夢中で咥えたそこを愛撫する
「はぁはぁ、Aっ...」
ほどなくして
私の口内に全てを出し切ったバンビが
腕を引き寄せて抱き締めた私を
荒い息のまましばらくそこに閉じ込めた
.
結局、ただ浴びるだけでは済まなかった
シャワーを終えると
飽きもせずにキスをしながら
お互いの身体を拭き合った
「行こ？」
ブラウンのニットと
ジーンズに身を包んだバンビが
ドライヤー片手に私の手を掴んだ
「ん、先に行ってて」
その手をほどき
洗濯機の中からシーツを取り出す
激しい行為で汚れてしまった為
シャワーを浴びる前に洗濯機に放り込んでおいたのだ
「先に干してから行くから」
「じゃあ僕が」
バンビがドライヤーと引き換えに
シーツを手にした
すっかりいい香りのするそれを抱えて歩く
バンビに続き、縁側へと向かう
...ガラッ！
開けっ放しだった窓を完全に開け放ち
バンビが軒下にシーツを広げた
その下には
煌めく雪の中にぽっかり空いた
私達二人が今朝つけた痕跡が覗き
「できた(笑)」
まっさらな雪のように白いシーツの前
振り返って微笑むバンビは
もはや眩しいくらいで
「行こ？」
こっちに差し出された手を取り
つくづく幸せを感じていた
続く
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ami(プロフ) - miさん» miさん、バンビとずっと一緒にいたいですよね。何とかその方向でと、無理やり妄想するんですが、やはり無理なんですよね(*ToT)なかなか気が重たいですが、完結目指して進めていきますね。 (2021年8月6日 1時) (
レス) id: abcc065ec9 (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - バンビほんとカワイイ。ヒロインに会いたくて人間になってくれたけど、それは期限付き？ずっとはいられないのかな？ずっとずーっと続けばいいのになぁ。 (2021年8月5日 6時) (レス) id: b895eebeca (このIDを非表示/違反報告)
ami(プロフ) - ちゃみゅさん» ちゃみゅさん、早速バンビとお風呂から書き始めていますが無事ゴールまでたどり着けるのか(笑)既に枯れそうなピンク脳をフル回転して挑みますが、期待せずにお待ち下さいね。 (2021年7月19日 17時) (レス) id: abcc065ec9 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃみゅ(プロフ) - こんにちはamiさん(^_^) 楽しみです(*ﾟ∀ﾟ*) テンション上がってます(*´Д｀*) おっと、２人の甘く切ない初恋を忘れて脱線してます\(//∇//)\ 先走りすぎました(^-^)v (2021年7月19日 13時) (レス) id: 37bbc539fb (このIDを非表示/違反報告)
ami(プロフ) - ちゃみゅさん、外野からの中継、ありがとうございました(笑)焦れったいですよね。まるで初恋のように焦れったいです。いや多分二人にとってこれは初恋なのでしょう。そんな二人の恋の模様をこれからも見守ってやって下さい。 (2021年7月19日 3時) (レス) id: abcc065ec9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ami
| 作成日時：2021年7月14日 8時
