え？トリップですか？この歳で？【３】 (ページ1)

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95 誤解ページ1

『…あっ、いたいた！
お～「A！！！」いっ！？』

くまさんを革命軍の４人に任せた後、逃げたと思われるのも癪なので高台に登りルッチを探す。

程なくして見つかった白い背中に声を掛けながら走り寄ると、ルッチが物凄い形相で振り返り、剃刀で目の前に現れたかと思うと突然肩を掴まれた。

『なっ、何！！？』

豹「………ったのか、」

『なんて？？』

豹「俺とは！遊びだったのか！！！」

そう叫ぶと同時にバッとシャツの首元を開くルッチ。そこにはキラリと輝く真っ赤な首輪が…ってなんでやねん！！偉くスーツキッチリ着てるなぁとは思ってたけど！！！

『…えーと…カク？？
どうしてこうなったのかイチから説明してくれる？』

カク「そうじゃのう…キッカケは、」

そこでカクから受けた説明はこうだ。

私が消えた後合流したステューシーが「ルッチも愛人だったの？」発言。→それを聞きどういうことだとなったルッチがステューシーから万国(トットランド)でのお茶会(結婚式)騒動を聞く→麦わらが正夫でカタクリが愛人…だと…？→俺とは遊びだったのか

…と、いう流れらしい。
色々とツッコミたい所はあるんだけど…まさか去り際に冗談で渡した首輪を本気にされてたとは…(汗)

豹「…だが確かに良く考えれば首輪をしているのは俺だけ…俺はお前のモノだがお前は俺のモノではない…とすると俺も愛人ということか」

『…はいぃ？？』

カクの説明を静かに聞いていたと思ったら勝手な解釈を口にし出したルッチに呆れすぎて変な声が漏れた。

…あぁ、これはダメだ。
今この状態のルッチに何を言ったってきっと納得して貰えずに、勝手に“私の愛人”という肩書きを名乗り出すんだろう。それなら私にも考えがある。

『…よろしい、ならば戦闘だ』

豹「……戦争じゃないのか」

『それだと意味違ってくるから。』

豹「そうか」

『私が勝ったら私たちは…えー…ただの顔見知り。
ルッチが勝ったらルッチは私の愛人。…どう？』

豹「面白い…！」

結果:Aの圧勝(※ルッチ顔見知りに降格)

✄-------------------------- ｷﾘﾄﾘ -------------------------✄

首輪の話が分からない人は番外編27話へGO！