ドンキホーテファミリーのコックさん！ (ページ2)

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01 出会いページ2

『あ～...今日も働いたな～！』

皆さんどうもこんにちは！
俺はこの島でコックやってるAです！
今日も無事店が終わって、ゴミ捨てが終われば終了！今日も疲れたな～

コソコソ...

ん？何か話し声が聞こえるな...
それもこんな時間に子供の声...？

『君たちそこで何してるんだい？』

？「「ひっ...！！！」」

何だ...？店のゴミを漁ってたのか...？

『...お腹が空いてるの？』

？「そりゃ、空いてるけど...」

？「おい、ロシィ！逃げるえ！一般人なんか信用できるか！！」

一般人...元々貴族の子達だったりするのかな...？

『子供に手は出さないよ。おいで。何か食べさせてあげる。(ナデナデ)』

？「っ！？...ほ、本当に信用していいえ？」

『もちろん。ほら、約束だ。』

俺がそう言って小指を絡めると子供達はとても嬉しそうに笑っていた。可愛いなぁ。

～Aの店店内～

『何かリクエストはあるか？』

？「な、何でもいいのかえ...？」

『ああ！材料はひと通り揃ってるからな！』

？「じゃあ...僕はオムライス...！」

？「俺はハンバーグがいいえ！」

『はいよ！ちょっと待ってな！』

俺の店は客から見える場所で料理を作るので
カウンター席に座ってる２人はずっとキラキラした目で俺のことを見ていた。

『お待たせ！』

？「「いただきます！(パクッ！)」」

？「おいしい！」

？「今まで食ってきたハンバーグの中で１番うまいえ！！！」

『お！そりゃ料理人には最高の褒め言葉だ！ありがとう...って、え！？何で泣いてるんだ！！？？』

２人は涙をぼろっぼろ流しながら料理を食べていた。俺が何故泣いているのか聞いてみると、こんなに優しくしてくれた人は初めてだったから、だそうだ。

不思議に思い、色々と気になっていたことを質問してみると最初は戸惑っていたがぽつりぽつりと自分が元々天竜人だったことや、前の島で家を燃やされてこの島に逃げて来たこと、両親のことなど色々と話してくれた。

『...そうか。つらかったな。(ナデナデ)』

？「「...！うわあぁぁあん！！」」

２人はひと通り泣いた後、帰ると言い出したので送ろうか聞いてみたが大丈夫だそうだ。初対面のやつに家を特定されるのはまずいのだろう。しっかりした子たちだ。

気を付けて帰るように伝え、２人の両親の分の弁当を渡すと驚いていたが喜んで受け取った。

？「また、来てもいいえ？」

『もちろんだ。いつでもおいで。』

そう言うと満足そうに２人は去って行った。