ミッドナイトの弟だからしょうがない【番外編】 (ページ32)

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共依存さんリクエスト《３》ページ32

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※ ①と②の続き

あれから何やかんやあってAさんと付き合う事になった。←

お互いヒーローで、Aさんは雄英の教師までやっているので中々会う事が出来ないが毎日L〇NEで今何をやっているか写メ付きで送ってくれるから寂しくない。...寂しくはない...のだが。

「距離、近くないか...？」

いつも横に写っている雄英の教師や生徒達に初めは微笑ましく思っていたが、少しずつもやもやとした感情が湧いてくる。いわゆる“嫉妬”というやつだ。

「特にイレイザーヘッド！何でAさんの肩に顔乗せてんだよ！！俺のAさんなのに...！」

今まで少しずつ積み重なっていった不満が爆発した俺は、文句の一つでも送ってやろうとAさんのトーク画面を開くと、タイミング良く写真付きのL〇NEが届いた。

「！今度は一体誰と.......ん？」

そこに写っていたのは携帯とにらめっこする俺と
『今どこにいるでしょーか』という文章。

.....えっ！ま、まさか...！！

『来ちゃった♡』

「や、やっぱりかーーー！！！」

『そんでさっきの独り言も聞いちゃった♡
何？嫉妬してくれてたの～～？』

「そ、そりゃしますよ...恋人、なんですし...////」

『か～わい～～い♡』

「ちょ、俺は今怒ってるんですよ！
キスはお預けです！！」

すっごいニヤニヤしながら近付いて来たので心を鬼にしてそう吐き捨てると、途端に寂しそうな顔をするAさん。ぐぅ...俺がその顔に弱い事を知っててやってるな...！？////

「.....“天晴”って呼んでくれたら許してあげます」

『...天晴、かわいい』

「.....耳元で囁くとか...Aさん本当ずるい...////」

『あれ？天晴は“A”って呼んでくれないの？』

「...今のはAさんへの罰なんだから俺はやらなくて良いんです！」

『え～...呼んで欲しいな...ね、お願い。』

「～っ、...........A.....さ、んンっ！？////」

思った以上に呼び捨てが恥ずかしくて、後から思わず零れ落ちた敬称をかき消すようにキスされた。

『もう１回やり直し。ちゃんと呼び捨てで呼んでくれるまでキスするからね？』

「.......////」

...もう少し、わざと敬称で呼んでみようかな。

✱✱✱✱✱

【おまけ】

『消太もっと寄って！肩に顔乗せるくらい』

「.....ん。」

パシャ！！

『...よし！送信、っと！！』

「わざとそんな写メ送るとはAも質が悪いな。」

『失敬な。これも大事なスパイスだろ？』

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