ミッドナイトの弟だからしょうがない【番外編】 (ページ20)

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15 プール編《１》ページ20

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【上鳴side】

上･峰「「失礼しまーす！」」

夏休みも後半に差し掛かってきた今日。

峰田と夏休み前から入念な準備を行って来たプールで訓練～女子の水着姿と共に～作戦を実行するべく
緑谷を引き連れ職員室の扉を叩いた。

上「一昨日提出したプールの使用許可のことなんですけど...」

相「あぁ。それなら学校側から許可が出てる。
使用許可は17時までだ。」

上･峰「「よっしゃあ！！！」」

『プールか！楽しそうだなァ。』

俺たちがプールの使用許可に喜んでいると、キーボードで何かを打ち込んでいたA先生が顔を上げ、話に入って来たので思わず一緒に来るかと誘いをかけた。...峰田はそんな嫌そうな顔すんなよ...優しいからって言っても先生だぞ...？

『あはは、お誘いありがとな。
でもそこに教師がいたら思うようにはしゃげないだろうし俺は遠慮しとくよ。ま、お前らは俺の事教師だとは思ってないかもしれないけどなwww』

そうからから楽しそうに笑いながら俺の頭を撫でるA先生に、そうやって自然に気を使えるところが
先生の好かれる理由のひとつなんだろうな～と思った。いや、A先生と遊びたいってのも本心だったけど。

緑「ええ！？A先生は頼れる教師ですよ！」

『んん～？そんな可愛いことばっかり言うのはこの口か～～？』

緑「ふぁっ！？ひゃ、ひゃめてふらひゃい、」

『ふふ、かわいい』

緑「～っ////」

そのA先生の冗談を本気にしたらしい緑谷が焦って否定すると、先生はその言葉に一瞬目を丸くさせ、ふっと優しい、蕩けるような笑顔を浮かべて緑谷の頬をむにむにしだした。

上「...じゃあ俺ら行きますね！ほら緑谷いくぞ！！」

緑「えっ！う、うん...」

若干名残惜しそうな緑谷を先生から引き剥がして職員室を出る。いや別に嫉妬したとかそんなんじゃないけど、時間とか限られてるからな？急がないとだしな？うん。

✱✱✱✱✱

上「ハァ...」

峰田と女子の水着談議に華を咲かせながらプールへの扉を開けると、そこにはむさ苦しいＡ組男子の水着姿と女子たちのスク水姿があった。新しく水着買ったって話は何だったんだよぉ.....

芦「そーれっ！」

麗「ほいっ！」

『あっぶなーい☆えーいっ！』

葉「おおー！ナイス！」

ビキニ派の俺はがっかりしながらもとりあえずキャッキャとボールで遊ぶ女子たちの方に目を...って、ん？

上「いつの間にかA先生が混ざってる！？」

『てへ♡来ちゃった♡』

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