87 魔王 ページ39
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間もなくビル内にいた全員の避難が完了し、外にいたヒーローに誘導を引き継ぐ。その後、状況把握のために天を仰ぎ、目を見開いた。
凄い衝撃だとは思ってたが、まさかビル自体がズレているとは…このままでは上階ごと街に落ちてしまうだろうが、そこはパワー系の炎司さんがどうにかしてくれるはず。
じゃあ今、俺が出来ることといえば。
『集合フェロモン、
✱✱✱✱✱
エンデヴァーさんのサポートのため、脳無との交戦区域内にいる一般の方の避難や、白脳無の駆除、更にはエンデヴァーさんの機動性を上げるために俺の羽根を貸したりなどなどしていると、飛ぶための羽が足りなくなり、がくん、と身体が重力に伴い落ちていく。
いつもより断然羽根の動きが良く、ついつい楽しくて調子に乗り過ぎてしまった。戦闘狂かよ…
鷹「どうせならダークナイトさんに俺の本名呼んで貰ってから死にたかったばい…」
落下速度を考えるに、羽根が戻って来るのも間に合わなさそうだと、衝撃を覚悟し目を瞑る。が、感じたのは想像していたものとは違い、浮遊感だった。
『死ぬなら呼んでやれないな』
鷹「…へ？」
恐る恐る目を開けると、背後に何羽ものカラスを従えたダークナイトさんが目の前にいた。
鷹「えっ…魔王…？」
『魔王てwww』
俺が思わずそう呟くと、一通り笑ったあと『じゃあ期待にお応えして』と言って突然顔をキリリとさせる。美形なだけあって真顔になると冷たい印象になって更に魔王っぽい。
『貴様を攫いに来た。我と共に来い』
鷹「ﾋﾟｴ…////」
あまりの破壊力に変な声が出た。
何その声、とクスクス笑うAさんは、一変して爽やかで王子様みたいだ…と思わず見蕩れていると、今度はニヒルな笑みを浮かべる。
『惚れ直した？』
ホークスに10000のダメージ！瀕死寸前だ！って心中だったが、平静を装って「惚れてるの前提なんですね」とツンとしてみる。俺にだって今まで培ってきた演技の技術が、
『だってホークス、俺のこと好きだろ？』
Aのカウンター！ホークスはたおれた！
✱✱✱✱✱
【おまけ(ニュース速報を見た1-A)】
緑「A先生の個性は対人にしか効果がないはずじゃ…
！口田くん！あのカラスの群れの性別は分かる！？」
口「えっ？今ちょうどメスばかりの群れなんて珍しいと思ってたところd「やっぱり！動物には異性のみ有効なんだ！」なるほど！それならメスばかりなのも頷けるね！」
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88 20禁ヒーロー→←86 燃えよ轟け！VS脳無:ハイエンド
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シャルム(プロフ) - ＿＿＿＿＿さん» コメントありがとうございます！面白いと言っていただけてとても嬉しいです！更新頑張ります！！ (3月8日 1時) (
レス) id: 36d783b3d3 (このIDを非表示/違反報告)
シャルム(プロフ) - ユキヒメさん» 攻め主良いですよね…！また更新再開いたしますので、お暇が出来た際は覗いていただけると嬉しいです… (3月8日 1時) (レス) id: 36d783b3d3 (このIDを非表示/違反報告)
シャルム(プロフ) - レーナさん» 応援頂いていたにもかかわらず更新止めてしまって申し訳ございませんでした…また少しずつ更新していきますので、気付いた時に読んでいただけると嬉しいです… (3月8日 1時) (レス) id: 36d783b3d3 (このIDを非表示/違反報告)
＿＿＿＿＿ - 一気に読んでしまいました！更新これからも頑張ってください！ (3月7日 2時) (レス) id: b64360ae0d (このIDを非表示/違反報告)
＿＿＿＿＿ - めっちゃ面白いです (3月7日 2時) (レス) id: b64360ae0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャルム | 作成日時：2018年9月9日 1時
