SLEEP-k.inoo-③ (ページ35)

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彼女。01 ページ35

Kei side

好きって自覚すると
加速すんだなぁ、
なんて高校生みたいなことを思う。

朝起きると、
俺の胸に顔を埋めて眠る
Aがかわいくて、

ぎゅっとしてから、
そっともう一度目を閉じた。

次に目が覚めた時には、
朝ごはんのいい匂いと、
エプロンをつけたAの姿が
目に入った。

「おはよう。」

伊「おはよ。

ごはんの匂いするー。」

「旅館の朝ごはんみたいに
してみました。」

伊「すげー、うまそ。」

土鍋で炊いたご飯にお魚、
副菜３種類とお味噌、
たまごにのり。

豪華すぎる。

伊「ほんとだ。笑

いただきます。」

向かい合って朝ごはん、
なんて、
なんて平和なんだろ。

伊「うまぁ。」

「ほんと？よかった。」

伊「Aの彼氏、幸せー。」

「え、そんな、

それはこっちのセリフです。」

伊「俺の彼女、幸せ？笑」

「か、彼女って、、、

そんなさらっと。」

彼女って言われてなんか嬉しそうで、
またからかいたくなってくる。