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好き。04 ページ22
ずっと考えていた。
伊野尾くんを好きになることは、
伊野尾くんにとって、
なに１つプラスにならないから、
私はこの気持ちを明かさない方がいい。
なのに、
伊野尾くんは私を好きになってくれた。
こんなことが起こるなんて
予想もしてなかった。
「ごめんなさい。」
伊「え、、、フラレんの？、俺。」
「ちが、、
そうじゃなくて。」
伊「なんで、謝んの？」
「面倒でしょ？
マネージャーと、なんて。
窮屈、、、にさせちゃう。
伊野尾くんには、
もっと相応しい人が
いるんじゃないかって、、、」
伊「誰、それ。」
「え？」
伊「相応しい人って誰？
俺にはA以外見つかんないんだけど。」
ずいっと顔が近づいて、
真っ直ぐ見つめる。
伊「俺が、Aがいいんだよ？
環境とか、立場とか
どうでもいい。」
「うん。」
伊「それにさ、
誰より一緒にいれるよ。」
「うん。」
伊「なんかあったらさ、その時は」
「私が、伊野尾くんを守る。」
ふるふると首を横に振った。
伊「一緒に、乗り越えよ。」
「はい。」
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作者名：haru
| 作成日時：2018年4月26日 23時
