月と太陽。Ryosuke/Daiki

涼介と大貴。番外編 ページ42

「涼介、は、、

初めてじゃ、

ない、よね、、？」

山「え、、っと」

「やだ、、

他の誰かに触られないで、、」

恥ずかしくてぎゅっと目を瞑る。

山「A聞いて。」

視線を感じて恐る恐る目を開けると、
少し眉を下げた涼介が目の前にいて、
また目を閉じたくなる。

山「Aと出会う前のことは、
弁解はしない。

けど、Aと会ってからは、
本当にAだけだから。

俺にはもう、
お前以外いらない。」

優しく笑いかける涼介の笑顔に
なんだか泣きたくなる。

山「Aは、、、

大ちゃんと、、

ごめん、嫉妬。」

「私は、
涼介が初めてだから、、、

これからだって涼介だけだよ。」

急に静かになるから、
引かれたかなって、
怖くなって見上げると、

耳を真っ赤にした涼介と
目があった。

山「まじかよ、、、

あー、もう。」

肌と肌が触れ合うのが
気持ちよくて恥ずかしい。

大貴のことは、
ちゃんと好きだった。

だけど、こんな気持ちはきっと
涼介だけで、
私をこんなにも揺さぶるのは
ずっと涼介だけだった。

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