月と太陽。Ryosuke/Daiki

涼介と大貴。番外編 ページ40

Your side

自分の家なのに、
急に違う場所みたいに感じる。

部屋の天井ってこんな形だっけ？

なんて、
どうでもいいことが頭を過る。

そんな泳いだ視線を
逃すまいと現れる真っ直ぐな視線。

キレイな澄んだ目は、
あの頃から大好きで、
この目を前にすると、
心臓がうるさいくらいに鳴る。

涼介が、
優しく少し笑う。

山「A、緊張してる？笑」

「、ぜんぜん。」

山「うそつけ。笑」

「涼介だって、」

山「俺は緊張してる。

だって、お前、かわいい///」

「え///」

涼介はいつだって優しかったけど、
それはなんていうか人としての優しさで、
こんな甘い涼介は初めてみた。

彼女って、

こうゆうことなんだ、、

山「緊張してるけど、、

優しくするから。」

男らしい腕が、
私の頭をふわっと持ち上げて
枕に乗せた。

降ってくる唇が、
優しく重なる。

溶け合うように
何度も痺れるくらいの
キスに夢中になってる間に、

涼介の手は器用に私を裸にする。

恥ずかしい気持ちと、
嬉しい気持ちがこんがらがって
じわりと涙が滲む。

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