月と太陽。Ryosuke/Daiki

涼介と大貴。03 ページ28

涼「A、、、」

「涼介、、？」

涼「いれて。」

「なんで、、、？」

涼「ちょっと、、

会いたくなった。」

「意味わかんない。」

涼「お願い、
今日ちょっと、、、」

涼介の今まで
聞いたことのないような弱った声に、
思わずドアを開けた。

中に入った涼介が、
私の正面に立ってまっすぐ見つめる。

涼「大ちゃんと、

付き合ってるってほんと？」

「うん。」

涼「ー、、、まじかぁ、、」

「なんで、、、？」

涼「今日、
メンバーが喋ってて、
初めて知った。」

「そうなんだ、、、
２ヶ月くらいかな。

大貴、言ってると思ってた。」

涼「、、、」

私の肩に、
涼介がおでこを乗せた。

「え？」

涼「ごめんな、、、

今日の俺、かなり弱ってる。」

「涼介、、、
何かあった？」

涼介はいつだって自信満々で、
弱みなんて見せたことなかった。

涼「いや、
Aが大ちゃんの彼女だって、、、
それ聞いたら、

頭ん中めちゃくちゃになって、、、
今日、仕事ボロボロだった。

今更、勝手だよな。

なんも、
できなかったくせに、、」

「涼介、何、言ってんの、、？」

涼「、、、ずっと、

お前が好きだった。

学生ん時からずっと。」

「なにそれ、何で今、、、」

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