月と太陽。Ryosuke/Daiki

有岡先輩と涼介。22 ページ22

涼「マジな話？」

「うん、、、
涼介が好きだよ。」

こっちを向いた涼介との
視線が絡まる。

涼「マジかぁ、、、」

「わっ、、、」

涼介が私を抱きしめて、
ベッドの下に２人で転げ落ちた。

「痛っ、、、

涼介、足、大丈夫？？」

涼「そんなんもーどうでもいい。

A、本当に俺？
マジで俺？」

「、、うん、涼介。」

涼「俺の側にいて。」

「うん。」

床に倒されたまま、
涼介の顔が目の前にあって、
涼介の指が唇に優しく触れた。

私を見つめる涼介の目は、
とんでもなく優しい。

涼「目、ウルウル、、、

かわいー。

全部ちょうだい、、、

Aの全部、俺に、、」

涼介の手が私の髪を撫でて、

頭のてっぺんから、
足の先まで、
涼介の手が滑って、

唇が、、、
私を隅々まで愛していく。

ぁあ、よかった。

涼介が、
他の誰かにこんな風に
触れることを許す前に、
気づいてよかった。

この幸せな気持ちは、
この涼介の最大級の愛は、
誰にも譲りたくない。

遠回りしたけど、
たどり着いた。

いつも側にいてくれた
大好きな人。

変わることなく
私を見つめ続けて
照らしてくれた涼介。

これからもずっと
側にいるね。

end

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