チョコをあげる日。01 ページ42
「くんないの？」
「え？」
隣の席で
目の前で手をひらひらさせる
学年１モテる伊野尾くん。
まだ朝なのに、
すでに紙袋いっぱいぶんくらいある
チョコレートらしきプレゼント。
「まだいる？」
伊「量じゃないんだよ。」
あげられたらあげようなんて、
カバンにこっそり忍ばせたチョコレート。
出すなら今しかない。
そっと手をかけた。
「いのちゃーん！」
勢いよく教室に入ってきた
クラスのムードメーカー有岡くんの声に、
ビクッとして手を引っ込める。
有「あー、
いのちゃんまた
いっぱい貰ってるいいなぁー。」
伊「あげよっか？」
有「いいの！？
って、それ意味なくない？笑」
有岡くんは伊野尾くんの席の
前に座った。
有「で、欲しい人からは貰えたの？」
有岡くんの言葉に耳がぴくんと
する。
欲しい人、、、
伊野尾くんの好きな人、、、
伊「まだぁー。
貰えねーかもしんない。」
有「なんで？
欲しいって言わなかったの？」
伊「言えねーよ。」
有「慧くん、意外といくじなし。笑」
伊「うっせぇー。笑」
いよいよ、
渡すタイミングを失ってしまって、
反対側の窓の外を眺める。
あ、薮くんだ、、
前にいるのは隣のクラスの楓ちゃん。
思わず一部始終を食い入るように
眺めてしまう。
あ、上手くいったのかな、、
薮くんが楓ちゃんの頭を撫でた。
いいなぁ、、、
私なんて、
渡すことすらできないで、
うじうじしてる。
手作り、
３回練習したのにな、、、
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haru(プロフ) - 姫さん» ありがとうございます〜！既に、読んでくれてるなんて、望み通りです。笑 新作、明日には上げれる予定です〜もうしばしお待ちくださいね(^_-) (2017年3月5日 22時) (
レス) id: 740a57c0ee (このIDを非表示/違反報告)
姫(プロフ) - お疲れさまでした〜、、、いや、、もう、、なんか、、すでに読み返してます（笑）本当に大好きで、更新が楽しみでした(^ ^) 新作お披露目、楽しみにしております(^^)/ (2017年3月5日 0時) (レス) id: 2c2323ddc3 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - 彩ネコさん» お役に立ててよかったです(^^) (2017年1月27日 22時) (レス) id: 740a57c0ee (このIDを非表示/違反報告)
彩ネコ(プロフ) - いえいえ、むしろ私的には創作の参考になります (2017年1月26日 22時) (レス) id: bccb895132 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - 彩ネコさん» コメントありがとうございます。ちょっとぶっ飛んでましたかね、、、。笑 (2017年1月26日 22時) (レス) id: 740a57c0ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haru
| 作成日時：2016年12月26日 22時
