サイダー。kei.I《番外編》

番外編 夏祭り。08 ページ38

慧の唇がちゅっと
首筋に吸い付いて、
そのまま胸まで降りてくる。

浴衣姿の慧。

胸元がはだけて覗くホクロ。
手を伸ばして、ホクロに触れる。

慧「A、これ好きなの？」

「うん、かわいい。」

昔から、
触れたくても触れれなかった部分だから、
嬉しいんだ。

ゆっくりマイペースに私を愛する慧の
指先、唇。

全身に降り注いで気持ちいい。

慧が動く度に、
私の中がいちいち疼いて困る。

「け、い、、、も、だめ。」

慧「んー。

もう、繋がっていー？」

「ぁ、、、う、、、んっ。」

慧に愛されるこの時間は、
絶対誰にも譲らない。

息を整えながら、
くるっと身をよじって、
私を上にする。

慧「柔らか〜。」

「なんか、やらしい、、。」

慧「ありがと。」

「褒めてないから。笑」

慧の細くて長い腕に、
抱きしめられながら目を閉じる。

慧「簡単にはさ、
できないことばっかだけど、
これからも俺といてくれる？」

「うん。」

慧「充電完了。おやすみー。」

明日からも、
慧が元気にお仕事できますように。

私の為に知恵を絞ってくれる慧のこと、
また少し、好きが大きくなった。

慧はどこまでも私を夢中にさせる。

番外編 夏祭り end

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