番外編 恋と気づくまで。09 ページ25
慧「大丈夫だから。
俺が側にいるから。」
なんだろう、
なんか自分がとても
男らしくなったような気になる。
ぽんぽんと背中を撫でると、
強張っていたAの力が
抜けてくのがわかる。
慧「なぁ、A。
先輩は、
Aのこと守ってくれんの?」
「、、、わかんない。」
慧「先輩のこと、好きなの?」
「、、わかんない。」
慧「好きじゃないやつなんかと、
付き合うなよ。」
って、どの口が言ってんだよって話だな。
「それでも、
先輩は優しい。
だから、
好きになれるかなって、、、」
ズキっ。
小さく呟いたAの言葉が刺さって、
何も言えなくなってしまった。
抱きしめた腕に伝わるAの体温が、
切なくて、
ぎゅっと腕に力を入れて、
改めて抱きしめた。
しばらく沈黙の中、
雨が少しずつ弱まっていく。
「伊野尾ちゃん、
もう雷、大丈夫だよ。
ありがと。」
慧「うん。」
離れて帰ろうと立ち上がると、
Aが服の裾を掴む。
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haru(プロフ) - りささん» うわー、ありがとうございます!さすがに番外編で02にいく勇気はなかったです〜。代わりに短編集の「こんな日は。」を更新しておきました。笑 (2016年9月18日 1時) (レス) id: 67191a5f02 (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - 終わっちゃうんだぁ〜、寂しいな。こっちもちょこちょこ楽しみだったのに( ; ; )また可愛いお話書いてくださいね! (2016年9月17日 23時) (レス) id: 20501953db (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - ヘレナさん» ありがとうございます!あと少しですが楽しんでいただけると嬉しいです〜! (2016年8月7日 23時) (レス) id: 67191a5f02 (このIDを非表示/違反報告)
ヘレナ - めっちゃきゅんきゅんしましたー!応援してますこれからも頑張ってください! (2016年8月7日 15時) (レス) id: 90332b1767 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - こちさん» ありがとうございますー!!もっときゅんきゅんさせたいです。笑 そのうちまた描くのでぜひ遊びにきてください〜 (2016年6月27日 20時) (レス) id: 67191a5f02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:haru | 作成日時:2016年6月21日 23時