Yuyaの恋。01 ページ21
Yuya side
高「好きなんだけど。」
「ごめんなさい、
好きな人がいるの。」
久しぶりに恋をして、
呆気なく振られた。
彼女の好きな人が一個下の学年の、
岡本圭人だと知って、
どうしても彼のことが知りたくなった。
他学年との交流は、
体育祭や文化祭、学内イベント
くらいしかない。
部活の後輩、山田から
間近に迫った球技大会のクラス担当だって
聞いて、似合わないけど俺も立候補した。
集まりに行くと、
ちょいちょい知ってる顔が。
高「山田もなんだ?」
山「圭人が一緒にやろうって言うから。
な、圭人。」
圭「あ、うん。
だって山ちゃんがやったら
上手くまとまるでしょ?」
岡本圭人、こいつか。
見た目はそこそこかっこいい。
高「ふぅん。」
集会が始まって、
種目の説明が続く間、
ずっと岡本を観察するけど、
ただ真面目に聞いてる。
山田とか、
隣のクラスの有岡くんみたいに、
発言したりすることもなく、傍観。
なんか、頼りない感じ?
さっぱりわかんねぇ。
この男に、片思いするAちゃんの
気持ちが。
高「なぁ、山田?」
山「なに?」
高「岡本くんって、どんな子?」
山「圭人?
いいやつだよ、ちょっと頼りないけど。」
高「それだけ?」
山「とにかく優しい。」
結局、
岡本くんのどこがいいのか
わからないまま。
次の日の放課後、
中庭に差し掛かると声がした。
?「なんとか、言えば?」
圭「ごめんなさい。」
?「は?弱いくせに
つっかかってくんじゃねーよ。」
高「ちょっと、
お前らなにやってんの?」
そこにいたのは、隣のクラスの榊と、
岡本。
どうやら、榊が悪いんだけど、
引っ込みつかなくなった感じ?
ちょっと話せばすぐにまとまった。
岡「高木くん、
ありがとうございました。」
丁寧に頭を下げて、
にこにこと去って行く後ろ姿を眺める。
やっぱりわかんねぇ。
俺って諦め悪りぃんだな。
昼休みにグランドを眺めてる
Aちゃんに近づく。
高「なぁ、弱くて頼りない、、
あいつのどこがそんなにいいの?」
「圭人はね、絶対人と比べたり、
人のこと悪く言ったりしないんだ。
どんな人にだって同じように、
優しくてあったかい。
だから、好き。」
なんだか打ちのめされた気分だった。
高「そっか、俺はそんなに誰にでも
優しくできねーや。」
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haru(プロフ) - 姫さん» ありがとうございます(^^)絶賛観察中です。笑 (2018年2月18日 11時) (レス) id: a785110581 (このIDを非表示/違反報告)
姫(プロフ) - haruさん» 高木くん難しいですよね( 笑 ) 全然待ってます笑 がんばってください^^ (2018年2月15日 1時) (レス) id: 2c2323ddc3 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - 姫さん» そうそう、高木担なんですよね( ´▽`)?もう少し高木くんをよく観察してから物語に入りますね。笑 待っててくださいー! (2018年2月14日 23時) (レス) id: a785110581 (このIDを非表示/違反報告)
姫(プロフ) - haruさん» haruさんの過去作を楽しみながら、のんびり待ってます^^ 高木担なのでBEST登場は嬉しいです!!haruさんのペースで頑張ってください!! (2018年2月14日 1時) (レス) id: 2c2323ddc3 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - ミドさん» 初めまして!コメントありがとうございます〜 ハッピーエンドしか描けない私ですが、またよかったら遊びに来てください。私の描く伊野尾くん、きっとこれからもブレずに描きますので好きでいてもらえると嬉しいです☆ (2018年2月13日 21時) (レス) id: a785110581 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:haru | 作成日時:2017年8月26日 13時