【男主】ぽまえらなんで全員‪α‬なの？【東iリiベ】

6度目のアーッ♂危機 ページ6

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　あくびをして、ぼーっとしながら授業を受けていた。教科書はノートはめんどくせぇから取ってないし、なんか書くなら教科書に書いておいてる。しかし、今日は何もする気が起きない。
　息苦しくて、身体が重くて熱い、風邪引いて熱出したのか…？ただ座っているのも嫌になってきて机に突っ伏した。



『は…っ……、ぐ…』



　何だよこの感じ、まじでちょっと待ってなんか俺興奮してないか…？してるよな…授業中に…？ド変態かよやめろ…ムラムラするなやめろ…ちょっと笑えてきた。セルフでマイナーなプレイやめてもろて(？)



「おい、っ…てめぇ隠す気あんのかよ」



　肩をグッと掴まれて、その先を見ればイヌピーが苛立っているのか、青筋が立てているのが見えた。え、なんでキレてんの怖。気付いたら授業終わってる。いや、今はそんな場合じゃない。実際本当は俺にも全然余裕が無い。変な欲求に身体も心も侵されてる。

項を噛まれたい。抱かれたい。やめろ抱かれたいはアカン俺はおケツ処女は守ります。マッマたしゅけてぇ〜！！！



『待って、…ほんっと今触るな。……むり……俺こんなん…知らねぇから…っ！！』



　動悸は激しくなり、身体の状態は一層可笑しくなるばかりで力もろくに入らない。イヌピーが顔を顰めた。俺の腕を力強く掴み取り、へろへろの俺は有無を言わさず教室から連れ出された。



『イヌ、ピ、腕…痛ぇんだけど』

「Aの所為だ」



　Ωのフェロモン撒き散らしやがって、と続けて言われる。俺、Ωなの？嘘だろ…まあまあ頭いいのに？顔も別に悪くないと思うけど？？‪α‬って大体色々整ってるやつが多いんじゃないの？ ちぷゆからもっと聞き出しとけば良かった…。
　保健室に来て、誰も居ないのを見てイヌピーにベッドに放り投げられた。お前の腕力どうなってんの？俺男だけど？重いよね？え？イヌピーじゃなくてあだ名ゴリラーにした方がいいよ？



「抑制剤は」



　肉食獣の様に、荒い息が漏れているイヌピーはあきらかに俺のΩのフェロモンとやらにあてられてるのがわかる。俺は心底申し訳思いながら、いたずらをした子供のように小さな声で返事をした。



『多分…バッグに入ってる』

「…っ」

『え、聞いてる？…うわッ！！』



　イヌピーが俺に覆いかぶさった。近い近い近い近い近いクソ顔面偏差値振り切り野郎が男でも心臓に悪いな。この顔。





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