僕の隣りにいて 2 (ページ7)

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デレ期 6 ページ7

神宮寺「廉は勉強はできるのに不器用だよね？」

廉「うぅ…」

神宮寺「別にいいんじゃない？紫耀はそんな廉が大好きなんだから深く考える事じゃないでしょ？はいこれ」

ぐしゃぐしゃな紙を渡されたそこには紫耀の字でお互いの名字を反対にしてあったものをシャーペンで浮き出されていたもの
なぁぁ！こんなんあんなかっこいい顔で書いてたんか！！
授業中に目が合うと嬉しそうに笑う紫耀の満面の微笑みを思い出す

愛しい…

勝利君の採点してくれたペンで【よく出来ました】と書いた紙を神に渡した

神宮寺「…デレ期？」

廉「かもしれんな…」

紫耀は初めて会った時からかっこよかったし持ち前の明るさから人気者で目の前で告白されてるのなんてざらにあり、その時は紫耀の隣りにいれる様に俺はとにかく頑張った。
思春期になり色々と考える様になってから遠回りはしたものの
改めて恋人になった今紫耀の愛を感じる毎日でも心配しとる位もてるのにこんなん書いてくれるなんてデレてしまってもしょうがないやん

神宮寺「廉は綺麗だよ」

廉「はぁ！？」

綺麗…紫耀の言葉とまたかぶる

神宮寺「紫耀の事考えてるんだろうなぁって時の廉ってめちゃくちゃ綺麗だよって言ったの」

だから心配しちゃうんだろうなーなんてよく分からない事を言って神は教室へと戻って行った
なんや！人の事不器用とか綺麗とか…

紫耀に会いたい…

廉「あつ…」

急に暑くなったシャツの腕をまくりネクタイを緩めボタンを一つ開ける
俺のが紫耀の事考えてミスしてしまいそう。
こんなに心が乱されるのは出会ってから紫耀だけやもん
温泉に行ける様に頑張ってくれてるし俺もまた参考書と向き直った

海人「なんか廉色気やばいね」

岸「写メ撮るなよ？」

勝利「本当に自覚なしだから紫耀も大変だね」

それから集中して気がつくと日も暮れていて帰る支度をしていると玄樹から携帯に届いた画像

「はは！かわええ」

一生懸命机に向かって勉強している紫耀に何故か耳と尻尾がデコられた写メと
疲れて眠ってしまったらしく寝顔の写メに迎えに来てくださいとの連絡

「俺は保護者か」

なんて口では言いながら早く紫耀に会いたくて皆にお疲れ様と挨拶も早々にし教室へと早足で向かった
こんな少ししか離れてないのにな

「れん…」

教室に着くと3人の姿に未だ夢の中の紫耀
どんな夢見てんねん寝言とか…ちゃんと勉強した事頭に残ってるんか？

「しょお…帰ろう？」

いつも頑張ってくれてる紫耀が愛しいよ