僕の隣りにいて 2 (ページ23)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:147,061 hit

デレ期 24 ページ23

中島「話すと長くなるしどこまで話せばいいのか分からないけど…そういう話した事ないから」

俺が初めてでええんかな．．．

いつもの自信に満ちあふれてる健人君とは違う

中島「チビ達には言えないでしょ？」

チビ達．．．って生徒会の先輩達の事か
俺らは相談のってくれたりする仲間がいるのが当たり前の環境やったけど生徒会長の健人君はそれも言えなかったって事か

廉「風磨君の事俺で良かったら相談して下さい！」

中島「んー．．．風磨か．．．分からないんだよね」

え？

中島「恋愛感情なのか．．．でも風磨が俺以上を優先するのはすっげぇ嫌」

･･･実は俺は健人君を良く見ていたのもあり知っていた隠してるつもりだろうが風磨君が誰かと楽しそうにしている時の健人君の目はどう見ても嫉妬してる様な気がしてたんやけど．．．

廉「それって風磨君だけの感情？」

健人君はうーん．．．と首を傾げる

中島「風磨だけっていうのは分からない♡」

廉「可愛く言っても誤魔化されませんよ？」

フフッて笑いながら健人君は手に持ったティーカップを見つめる

中島「俺学園の王子とか言われてるけど．．．中学の時ハブられてたんだよね」

気にしてなかったけどと紅茶に口をつける

廉「ハァッ！？そいつらマジでシバく」

思わず出た言葉に健人君は笑っている

首席で学園に入ったものの、家柄のおかげやら、顔がいいから得やら、元々答え教えてもらってたんじゃないのかやらと好き勝手に言われ続けていたそうだ

･･･完全に僻み

中島「俺は全然気にしてなかったけど、でもそれまで話した事もなかった風磨がいきなりそいつ等ボコボコにしちゃって、なんでそんな事したのか聞いたらムカついたって言ってくれてこれからは俺がお前を守ってやるって言ってくれたんだよね」

･･･そんなん言われたら告白されたも同然やん

中島「俺に初めて手を差しのべてくれたのは風磨でそこから俺も風磨と一緒にいるうちに王子様とか呼ばれ始めたけど自分でも努力したけど全部風磨がいたから．．．特別な存在なのかな」

長くなっちゃったと笑う健人君だが．．．
紫耀に鈍いと心配と言われてる俺でさえ両想いではと確信しているのにお互い気づいてないのか･･･

廉「健人君！今度の温泉旅行でその気持ち確かめましょう」

余計なお世話なのは充分承知だが気持ち確かめるまたとないチャンス