デレ期 2 ページ3
一寸闇とはこの事…
すっかり忘れてた
授業中も黒板より廉を見てた回数が多かったし目が合うと微笑んでくれたり改めて恋人になれた幸せをかみしめていた俺に言ってやりたいちゃんと勉強しとけと…
風磨「お前ら余裕そうだけど赤点とる事はもちろんないよな？とったら再テストで温泉なんて言ってられなくなるぞ」
マリ「聡ちゃん去年赤点ギリギリで危なかったよね？」
聡「も〜今回も心配なんだからプレッシャー与えないで！しょーり…どうしょう…」
勝利「分からなかったら俺やマリに聞けばいいじゃん」
泣きつく松島先輩を宥める勝利先輩
前より距離近くなってる？
…って人の心配をしている場合ではない
この中で一番心中穏やかでないのは俺だ…
赤点ギリギリだったという松島先輩でも真面目に勉強受けてるはずだし
成績優秀な生徒会メンバーの先輩達によって回避してきたであろうが…
海人「紫耀絶対やばいやつじゃん！！」
岸「海人！ガチなトーンで本当の事言うなって！！」
海人の言葉に全員黙る…
俺は廉と海人に教えてもらいながらも中学のテストで赤点をとって再テスト3回繰り返し
先生も半ば呆れてOKを出すという異例の結果を叩き出してしまったのだ
よくエスカレーター式だといっても高校生へと無事に進学できた(多分体育とこの学園のおかげ)
学生のやるべき事=勉強なのに
授業を疎かにしてしまっていた俺はかなりやばい…
玄樹「紫耀どんまい！」
神宮寺「お土産何か見てくるな」
成績上位のこいつら早くも俺を見捨てたって事！？
「廉〜…海人〜…岸君…〜」
どさくさに紛れて先ほどの松島先輩の様に廉に抱きつく俺の頭をテイッと思いっきりチョップされた
廉「紫耀、今まで俺の教え方が甘かった様やなぁ？」
れ、廉のデレが消えた…寧ろ久しぶりのツンが恐ぇ！！(絶望)
海人「まぁね〜3回追試してたの平野さんだけだからね？」
か、海人まで…
…高校生になってから俺ソロプレイヤーかよ！？
岸「まぁ…俺はそんなに期待できねーかもしれないけど頑張って一緒に行こうな？」
岸君まじでいいやつ…
廉「優太…ありがとうな？」
海人「も〜廉！岸君に近いってば！」
廉がまた岸君に…
でも今回ばかりは頭が上がらない
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作者名：月兎 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Kpsz/
作成日時：2019年4月12日 1時
