デレ期 1 (紫耀side) ページ2
(紫耀side)
高校生活になって色々とあり過ぎた俺達だけど間もなくGW(10日間休み)
恋人になれた廉と何か想い出を作りたい
お揃いのアクセサリーとか？
どっか2人で旅行とか？
してみたい事は沢山あるけど、学生なのでお小遣い制でもあるしな…
今から短期のバイトとかは無理…
行けたとしても保護者同伴…
中島「紫耀？どーしたの？」
！！！
ただいま絶賛生徒会での集まりだった
やばい…
心ここにあらずだった俺は
健人君の指摘に現実に戻された
紫耀「この温泉とかいいなぁって〜えへへっ」
そうだ配られたパンフレットを見てから俺の思考は廉と温泉に行きたいという煩悩の世界へ行っていた様だ
廉「めっちゃ綺麗やん！俺も行きたいなぁ」
パンフレットを覗きながら廉も俺の肩に寄り添ってくる
俺がこんな事を考えてしまうのは…あの廉が…
最近デレ期なんです！
岸君ではなく俺に！！
できることならいつでもぎゅっとしたくなるし甘えて欲しいし温泉とか行けたとして部屋に着いたらたちまちまた廉にいかがわしい事をしてしまう気がする
いかん
マリ「…僕の別荘だから行けるよ？」
べ、別荘…？
風磨「お前ニヤニヤしてたけど何も話聞いてなかったのな…このメンツでGWはマリのご好意でこのパンフレットの場所に行こうって話してたんだけど」
紫耀「あ、聞いてました！あの部屋は…？」
風磨「お前は聞いてないのバレッバレなのによく欲まみれた事サラっと聞けるな？」
マリ「ふふっ面白いね！お部屋は沢山あるから2組に分かれて使ってくれていいよ♪」
2組！？
廉「しょお！楽しみやな？」
可愛すぎかよ！
俺と同じ部屋って俺から言わなくても廉から皆の前で言ってくれるの初めてだ
玄樹「神宮寺一緒の部屋になろうね？」
神宮寺「もちろん。そのつもり」
岸「部屋に温泉もついてるとか俺はじめてかも海人！！」
海人「僕も温泉付きとかはじめてだから一緒だね♪」
…高校生で行けるレベルじゃない豪華さだ
こんな場所で廉と連休過ごせるのか？
マリ「皆が喜んでくれて僕も嬉しい！」
神様…いや本当に天使様がおった…
今回は天使様の別荘…廉とのアオハルな想い出を作るべく曇りなき眼で！下心０とは自信ないけど
中島「まぁ…行けたらね？」
健人君が難しい顔をして手に持ってる成績上位表を見てため息ついた
え？
風磨「本当に話聞いてねぇんだなぁ！そんなんでテストお前ら大丈夫なの？」
テ、テスト…？
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作者名：月兎 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Kpsz/
作成日時：2019年4月12日 1時
