どさくさ ページ7
。
はいどうぞ、案内されて
先生の家の中に入る
前来たときは散々だったな、なんて振り返る
『で、泊まっていってくれるんだよね？』
どこで身につけてきたのかわからない
お得意の上目遣いに
わざとらしくも可愛げのある すぼめた口
上目遣いにアヒル口なんて
女の子がやるやつじゃないか、
なんで私がやられる側なんだ。
「泊まっていくも何も、先生がそう仕向けたんじゃないですか」
ため息混じりに先生をみると
せいか〜い
って言いながら冷蔵庫から飲み物を出す
先生はパキッと音を立ててフタを開け
ミネラルウォーターを口に含んだ
『飲む？』
自分が飲んでいたペットボトルを
差し出す素振り
いやいや、関節キス、、
一人で変なこと考えて
頭を横に振って断る
いつまでも免疫がつかない私って
おかしいのかな、なんて考えながら
ソファに腰掛けた
『いつまで経っても慣れないのね。』
『純粋なAちゃんは。』
『それとも そういうキャラ偽ってる？』
真面目な顔して聞かれた
え？疑われてる？
キスだけで精一杯な私が？？
「い、いつわってないない！」
とっさに声出したら
あまりにも大きくて
余計に疑わしい結果に
『そんなのわかってる』
にこっとわらった先生はどこか怪しげで
じりじりとソファに座る私に詰め寄る
それに反応して私も少し後ずさる
なに........？
その無言空間なに........？
焦る私に先生はまた 笑う
『もう、よくない？』
それを言ったら先生は
私の首の後ろと膝の後ろに手を回して
軽々と持ち上げた
え、なにこれ
恥ずかしい
見えずともわかる紅潮しているであろう
私の顔
「せ、せんせ」
『ん？』
「ん？じゃなくて、」
「おろして、」
『....』
え、なにいまの
聞こえたよね？聞こえたよね私の声？
微笑みながら無視された
「先生 ほんとに恥ずかしい」
お姫様だっこ されながら
じたばた暴れてみる
『かわいい、』
『しょうがないからおろしてあげる』
ゆっくり降ろされたのは
彼のベッドの上で、
.
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nori(プロフ) - すごくすごく面白くて一気読みしちゃいました！笑主様の書かれるお話最高だし読みやすいしすっごく好きです！長編お疲れ様でした！ (8月21日 20時) (
レス) @page50 id: 415de435f6 (このIDを非表示/違反報告)
審判#頑固同担拒否 - 最初から続編の最後まで見させてもらいました！！！ 私長編は飽きやすいんですけど、このお話は飽きずに読めました！スッごく面白かったです！！ (2019年8月10日 11時) (レス) id: fc8b5bc6cc (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 面白かったです！ありがとうございました( *´▽｀)_旦~ (2019年7月25日 17時) (レス) id: 84713c49a9 (このIDを非表示/違反報告)
yuna20030303(プロフ) - 今までで1番大好きです！ 続編待ってます (2019年1月18日 2時) (レス) id: e3d2ce0b66 (このIDを非表示/違反報告)
水葵(プロフ) - とっても面白いです！続編ぜひ作って欲しいです！ (2017年10月27日 23時) (レス) id: 5d6484b35e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽむ | 作成日時：2016年1月1日 22時
