おはよう 松島くん！

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「あの、私の中で松島くんはね、もはやアイドルの領域にまで達してるの！」

「目が合えば嬉しいし、挨拶返してくれただけでもう死んでもいいくらい幸せな気持ちになるの！」

「話しかけて話を聞いてくれるだけでも、そんな幸せなことないの。」









「だけど今日はね、２回！！！」

「２回も松島くんから話しかけてくれたの！！」









「しかも、私を心配してくれたの！」

「寝坊？、お腹痛いの？って！！」

「そんな、幸せすぎることが度重なって起こったら、恐れ多くて下の名前でなんか呼べないよ！！！」









思わず熱弁









クラスの人も顔がひきつってる









「A それを松島に直接伝えればいいじゃん、」

「そんだけ好きならさ、」









「いやいや、無理だって(笑)」

「だって前もおんなじようなことしたし」









「だからそれ告白じゃないんでしょ？」

「ちゃんと伝えろって言ってんの！」









ちょっと風磨くん、威圧的になってる怖い(笑)









「ねぇ！聞いてる？！」











「うっ、あ、はい。」









「んでそのときに下の名前で呼ぶ、ほら完璧〜」









はい、お悩み解決〜 なんて気楽そうにまた眠り出した風磨くん。









もー、勝手すぎるよ....









ふと松島くんが座ってない前の席に視線を落とす









あ、何だこの落書き...牛かな....？

牛さんの落書きなんて、
めっちゃ可愛いよ....！

ほしい、おいくら万円で買えるのそれ....









するといきなり視界に入ってきた松島くんの背中

今回はまた別のクラスのマリウスくんと
話してたみたい。

友達多いよなあ、松島くんって。









「....あ〜、好き〜....。」









面と向かわなければこんなにも溢れ出るのに
あの綺麗な目で見つめられると
何も言えなくなってしまう。









だからあのときも
保険をかけてしまったんだ









＿＿＿＿好きっていったらどうする？









「松島くん〜....」









思わず名前を口走った彼の名前









『ん？なに？？』









聞こえてしまったらしい松島くんは
現在進行形で 私に穴があくくらい見つめてくる









....ニコニコ笑顔がまぶしい。









『Aちゃん？』









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