その5 ページ15
。
手を繋ぎながら歩いていて
もう帰るのかなと思っていたら
『ここ、寄ろうよ』
松島くんが言ったのは少しだけ大きい公園。
小さい子が使うような遊具がいっぱい。
ふたりでベンチに座ってひといき。
だけどまだ手は繋いだままで。
....
....
....
無言、
つらい、(笑)
というか、この手が....、
緊張しちゃって話せない。
だけど手は離したくなくて。
もどかしい。
『手、このままでもいい?』
さりげなく上目遣いをする松島くん、
あぁ、破壊力抜群....。
今日はキュンキュンしすぎて
逝ってしまうきがする....。天国に、、、。
「お兄ちゃんたち、ずっとおてて繋いでる!」
「離さないの〜?」
遊具で遊んでた幼稚園生くらいの子供たちが
寄ってきた。
ベンチに座ってても、手を繋いでることに
不審に思ったみたい。
『....離さないよ』
...っ//
「どうして〜?」
『ん〜、こうしていたいの。』
ふにゃっと笑いながら子供たちと話してる
その、さりげなく恥ずかしいことを....
離さないよ、ずっとこうしていたいの。
って、、
いやあぁあぁぁああああ....っ、
い、い、イケメン。
松島くんが言うから尚更。
....無理、顔熱いよ....。
「お兄ちゃんとお姉ちゃんは結婚するの?」
『どうだろうね?』
「えぇ〜しないの?!」
『ふふ、じゃあしたほうがいいかな?』
「したほうがいいよ!ぜったい!」
ちょっちょっちょ、
そこのお嬢ちゃん、随分ぶっ飛んだ話を
松島くんとしているね?
付き合って間もないよ?わたし達ね?
心の中で訴えても聞こえるはずがなく
私は無言で
松島くんと子供たちの会話を聞くだけ
『じゃあしようかな〜?』
....っ//
そう松島くんが言ったとき
すこしだけ手を握る力が強まった気がした
それだけで心臓がどくどくいって、
あぁ、私生きてる?大丈夫....?
「ちゅーは?ちゅーしたぁ?」
今度はそこの坊や....、
高校生の恋愛はね、そんな、簡単じゃないの、
わかる?ねぇ、
手繋ぐだけでこんなんな、私に
そんなこと出来るわけないでしょう、、
これも心の中で訴える。
.
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ぽむ(プロフ) - ぱんださん» 違いますよ〜! (2016年4月27日 14時) (レス) id: f81d056941 (このIDを非表示/違反報告)
ぱんだ - http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Szlove09293/?p=%B2%DA%BA%DA&&ans=9 すごく似てる作品なんですが 、別アカですか? (2016年4月27日 14時) (レス) id: a162715e93 (このIDを非表示/違反報告)
Reichell(プロフ) - ピュアでかわいい作品ですね!すごくよかったです。もしできたら続編にしてください。他の作品も頑張ってください。応援しています。 (2015年12月5日 21時) (レス) id: 0559eb793d (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - めっちゃよかったです!すごいキュンキュンしました⊂((・x・))⊃続編あったらいいなぁ...なんて(笑) (2015年9月30日 14時) (レス) id: 257130623d (このIDを非表示/違反報告)
いちごギョーザ(プロフ) - すごく良かったです!!!読んでる時、ずっともうニヤニヤが止まりませんでした(笑)めっちゃきゅんきゅんです(( (2015年9月26日 14時) (レス) id: 605e5d65f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽむ | 作成日時:2015年9月1日 17時