【即興】ノリと勢いで書く短編集

即興にじゅう ページ21

【あったもの】コンビニ
【環境音】雨音、走行音

＊

コンビニの屋根の下で迎えの車を待つ。


午前から降るだろうとの予報通り、
大粒の雨が、
朝から勢いよく黒いアスファルトや
ビルの壁に叩きつけている。


この雨では、靴だけでなく
服まで濡れてしまう。


そう思って
迎えを呼んだが、道路が込み合っていて、
なかなか来ない。


普段はもっと人通りの少ない道で、
車通りも少ないが、
やはり、雨―――
それもなかなかの大雨が降っていれば、
交通量も増えるらしい。



致し方ないと諦めて
おとなしくしながらに、暗い雨雲を見上げた。



この分だと明日は晴れだ。
きっと、とても暑い日になるだろう。

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