アズールと同室の寮生の話。【ツイステ】 (ページ10)

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10、取引先ページ10

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「…では、7：3でよろしいですか？」

「はい」

「それではありがとうございました」

私は高級なソファから立ち上がり部屋から出る。

さっきまで今まさに取引中だったのだ。

結果は7：3……つまり私たち(こちら)に7割ほど負担してくれて、あっちに私たちが3割負担するという事。

まぁ簡単に言えば交渉成立と言う訳だ。

「ふぅ」

私は頭をかきながらため息をつく。

そういえばカントクセイとの契約も今日が最終日だってアズールがニヤニヤしてたなぁ。

交渉先のビルから出ると外は夕方になっていた。

「やっべ、速く帰らなきゃ」

ーーピロン♪

「ん？」

スマホを見ると友人からLINEが一件。

モブタおい、今こっちが凄い事になってんぞ!!寮長が大暴れしてる!!

…………

「は？」

体から血の気が引いていくのが私でもわかった。

このLINEが嘘か真実かも分からない。

でも直感が、速くアズールの所へ行けって言ってんだ。

やばい、ただごとじゃない。ただごとじゃないで欲しい

私は帰るのに数時間かかる帰路を全速力で走った。