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ゴールデンアップル ページ20

2人で階段を登る。

『蘭ちゃん、体調悪いでしょ?無理しないでね。』


そのとき…誰かが階段から降りて来た。



新ちゃん…?いや、違う!


【銀髪の日本人】だ。


怪我してるみたい。
でも、拳銃持ってる…


新一「逃げろ!そいつは例の通り魔だ!」

男は階段の手すりに寄りかかりながら拳銃に
…たしかあれはサイレンサー。たしか発砲した時に音が出にくくなるもの…



通り魔「へへへ…そういうことだお嬢ちゃんたち…
上手くここへ潜り込んだがあのボウズに見つかっちまってよ…

まあ恨むんならこういう結末を用意していた…神様ってやつを恨むんだな…」


そのとき、通り魔の寄りかかっていた柵が壊れる!

『危ない!』


とっさに私と蘭ちゃんは通り魔に腕を伸ばして支えていた。


『何してるの!?早く私たちに捕まって!』

蘭「早くしないと雨で手が…」


新一も通り魔を支える。

新一「世話の焼ける野郎だぜ…」

が、通り魔は自力で柵を掴み驚異の身体能力で階段の踊り場へと着地する。


通り魔「なぜだ?どうしてオレを助けた?いったいどーして!?」

新一「『ふん/ ふっ。
訳なんているのかよ?/ いらないでしょ?』」

新一「人が人を殺す理由なんて知ったこっちゃねーが…」

新一「『人が人を助ける理由に…論理的思考は存在しねーだろ?/ しないでしょ?』」


さすが姉弟、見事にハモッた。

蘭ちゃんは何か納得した表情で崩れ落ちた。



『新ちゃん、蘭ちゃんが熱あるみたい!』

私が必死で蘭ちゃんに呼びかけてるとき、通り魔は拳銃を使おうとしたらしい。

新一「やめときな…手負いってことは追っ手が近くにうろついてるって事。サイレンサーもなしに銃を撃てば警察がすっ飛んでくるぜ?
かといって俺たちもあんたを捕まえられる状況じゃない…

この場は見逃してやるけどよ…

また会うことがあったら容赦はしねぇ…あんたが積み重ねた罪状や証拠を閻魔のように並び立てて必ず監獄にぶっこんでやるからそう思え!」


新ちゃんは蘭ちゃんを姫抱きして階段を降りていく。



『あなたも…人を助ける側になれるといいですね。

たとえ神様なんて存在しなくても…あなたを救うangelは存在するはずだから…』


そう言って新ちゃんたちを追う。



その後通り魔…いやシャロンが

「いえ、あなたは私にとって女神様よ。ちゃんと存在したみたいね…」

と呟いたことを私は知らない。

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めがね - ビンヤードではなくて、ヴィンヤードだったかと・・・ (2021年1月31日 2時) (レス) id: af4084f8cb (このIDを非表示/違反報告)
コナン好きな女子 - 美空さん» ありがとうございます!これからも頑張らせていただきますね! (2017年9月10日 14時) (レス) id: c0f82bc24e (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 続きが楽しみです更新頑張ってください( ・∇・) (2017年9月10日 14時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コナン好きな女子 | 作成日時:2017年9月10日 1時

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