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ちょっと待ってくれ。何故お前がここにいる。ロン毛よ。そう、私の右側には中腰でこちらに目を向ける面倒組のロン毛がいた。


『私さっきここにきたばかりですけど?』


萩「嘘だ〜!さっきからここであの戦場の見てたでしょ〜?」

『いやだから見てないです。』


そうそう私は見てない。ヤンキーと金髪が殴り合ってる戦場なんて。それでそれ見てあれ受けたら死ぬなとか思ってない。


萩「じゃあ俺の間違いかな?ごめんね!」


お、結構簡単に下がった。


『気にしないでください。それじゃ私はこれで…』

萩「食堂いきたいなら俺ついていくよ?」

『え』


……うんまあ確かにね?確かに食堂行きたいよ?今こうしてる間にも腹と背中がくっつくっていうぐらいお腹すいてるよ??けど何故君がついてくる必要があるんだ??ついてくるならあの戦場を止めてきてほしいよ切実に。


『え、あー、確かにいきたいですけど、別にいいです。あんなの目の前でやられたら尚更なので。』


未だ殴り合いが続いている2人の方に指をさしていうと、あー確かにね。あれは俺でも無理だわ。とケラケラ笑いながら言うロン毛。


『なので私はこれで___』

萩「えー、一緒に食べよーよー!」


んー急にどうしたのかな〜ロン毛君?なんで私が一緒に食べないといけないのかなぁ??


『いやいいですはい』

萩「俺のとこの奴らが君に迷惑かけちゃったし、お詫びさせてよ!」


一応止めなかった俺らにも非はあるしね!と女だったら一発で落ちるようなニコニコスマイルを浮かべながら言うこいつ。てかお詫びってなに?君と今こうして話している時点でお詫びもクソもないんだ。


『いやそんな迷惑になってないんでいいです。』


嘘です、さっきからめちゃくちゃ迷惑やな思ってました。


萩「そんなこと言わずにさ〜」

『私以外に迷惑してた人いるんじゃないですか?私にするぐらいなら、その人たちにお詫びしてあげてくださいよ。』

萩「俺は君にお詫びしたいのー!」


お詫びしたい。やだ。したい。やです。と言うような勧誘と拒否の会話が続いております。こいつ頑固すぎね??一向に諦めてくれないんだけど


『いやあのまじでいいんで戻りますね。』


このままだと埒があかないと思った私は、無理やり話を終わらせて壁に預けていた背を起こし、立ち上がって足早に立ち去った。

















「おい萩原お前そんなとこで何やってんだ。」









と思ってた時期が私にもありました。

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作者名:ごま麦茶 | 作成日時:2020年6月3日 9時

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