ポリス未満、トリオ以上。 (ページ32)

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紫耀side

嬉しかった

俺、Aにめちゃくちゃ怒られるって

なんならもう嫌われたって思ったから

あの時のAの顔優しかったな～

廉｢なにニヤケてんだよ｣

紫｢え？｣

茶｢お前たちが言う場所に着いたぞ｣

廉｢…あれ？なにもない｣

紫｢嘘だろ！？確かにここに…｣

『ここに子供たちがいたの？』

茶｢でもそれは事実のようだな

　その形跡に大きさの違う足跡

　繋げられた鎖、引きずられた跡｣

紫｢車のナンバーなら分かってます！｣

『あ！その車の後ろに

　必ずもう1台がついてます！』

茶｢一度にたくさん言うんじゃない｣

廉｢お願いします！この事件を

　一刻も早く解決してください！｣

するとパトカーの音がした

紫｢なんだ？｣

車から降りてきたのはあの鬼教官

木｢茶原教授｣

茶｢ご苦労｣

『どうして木坂教官が？』

木｢今さっき教授から連絡があってな

　もう事は聞いている。｣

紫｢なら話が早い

　お願いします！急がないと

　あの子たちの命が！｣

木｢そんなことは分かってる！｣

廉｢人手が足りないなら

　いや、足りてても！

　俺たちが協力しますから！｣

茶｢ここまで事件解決に導き出した

　その行動そして意欲には

　大いに褒めてやる。だがしかし

　お前たちはまだ学生だ！

　まだ半人前でもない

　これ以上警察学校の生徒として

　誤ることをするんじゃない｣

紫｢…そんなのっ｢返事は！｣

｢｢『…』｣｣

木｢返事は｣

｢｢『はぃ』｣｣

木｢声が小さいぞ｣

｢｢『はいっ』｣｣

茶｢送ってやる｣

こんなんで納得できるかよ

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