ポリス未満、トリオ以上。 (ページ26)

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廉side

廉「んっ…いった…」

身体中の痛みで目を覚ます

廉「う、浮いてる」

体が手首でつらされてる！？

まて、紫耀ちゃんは！？

廉「いた」

しっかり横に吊らされていた

明らかに俺よりも傷がひどい

それに黒い線が描かれてる

もしかしてこれ、臓器をとられるっ

廉「紫耀ちゃんっ」

小声じゃ起きないよな。かといって大声は出せないし

廉「おい、紫耀ちゃん」

まじで早く起こさないと

廉「わるい。起きてくれ紫耀ちゃん」

懸命に身をよじって紫耀ちゃんを蹴った

紫「んぅぅ」

廉「おきろ！」

紫「かぉ、ヒリヒリする

　カラダも全面痛い」

廉「傷が半端じゃないからな」

紫「れんれんは大丈夫か？」

廉「大丈夫じゃない。けど今は急がないと」

紫「ねえ、なにこの線」

廉「早くここから逃げないと

　俺ら臓器をとられるぞ！」

紫「きぇぇぇえ！？」

廉「静かに！外に誰かいたらバレる」

紫「早く逃げないと」

廉「どうやって逃げる？」

紫「この金具から紐を外せばっ」

廉「おぉおぉおぉ」

くるっと回転して天井に足をつけた

流石の身体能力

紫「くっ、んーょいしょっ！」

ﾄﾞｽﾝｯ

紫「ん"んぅっ、い"っぁあっ」

廉「しぃーー！」

紫「クソほど痛いんだぞっ」

今のは確かに痛そうだった

…

廉「あぶなっゆ、ゆっくり！」

紫「声でかいよっ」

廉「不安定すぎるだろ！」

紫「ほっ」

廉「ぁぁぁあ！肩がい"だい」

紫「はやくいくぞ！」

廉「服は？」

紫「あそこだ！」

着ていた服の上着も所持品も全部ゼロ

廉「とりあえずここを出ないとな」

紫「うん」

鍵開いて…る

紫「はぁっ」

廉「ん？はぁっ」

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