地雷女子ymdちゃんと兄ヤンキーymdくん (ページ46)

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りょうすけページ46

俺んちで大ちゃんと知念といつものようにゲームしてたら、涼子の悲鳴が聞こえた。

「･･･！、今悲鳴が」

「涼子！」

大ちゃんが俺の前に置いたうんこに対する怒りを一旦忘れて、慌てて涼子の部屋に走る。

「どうしたっ！」

ガチャっと勢いよく、涼子の部屋を開けると着替え途中だったのか上半身下着姿の涼子。

「やっ！！」

「うわっ」

やっちまった！
俺の後ろから来た有岡と知念に、益々真っ赤になって怒りの形相になる涼子。

「えっ(//∇//)」

「･･･あら」

見たな。お前ら。
喜んでんじゃねーぞ、有岡。
あとでシメる。←

「お兄のバカっ！」

怒れる涼子から枕とカバンとクマさんが飛んできて、俺たち3人に綺麗にヒットした。
･･･いやいや、俺悪くないよね？

枕とクマさんが飛んできた俺と知念はともかく、カバンが直撃した大ちゃんは頭にお星様が回ってる。
大ちゃん、こんなベタな演出の犠牲になってごめんな。

気を取り直して、着替えた涼子に話を聞いてみた。

「あのね、さっき帰ってきた時と、今ね。着替えようとしたらシャッターの音がしたから見たら、そこの窓が開いててっ･･･！」

恐怖で震える涼子。

「窓の下を覗いたら、人影が見えたの」

怖っ！マジかよ。
知念と大ちゃんもビックリして顔を見合せてる。

「さっき･･･だよな」

下を見たが今は当然何も居ない。

「うん。いつから窓開いてたんだろう。朝は閉めてから学校行ってるし、お兄ちゃん達部屋にいたよね？」

「うん。俺らも帰って来たのが13時過ぎ。母さんは居なくて、鍵がかかってた。母さんはお前が帰るちょっと前に帰って来たんだよ」

「･･･お兄ちゃん。高校ってそんな早く帰れるの？」

「まぁな。」

俺の言葉に吹き出す有岡と知念。
気にしたら負けだ。

言いながら、整理する。

13時過ぎに有岡と知念と家に入った。
その後、二階の自室に上がったが、当然ながら涼子の部屋に勝手に入ることはしないから見ていない。
そんなことしたら涼子に今後一切口を聞いて貰えなくなるからな。←

で、その後14時くらいからゲームをやり出して･･･
トイレに行くために2階の廊下に出たのが16時頃。
それぐらいに母さんが帰ってきた。
んー、つまり2時間くらい空白。
特に変わったことは無かったように思う。

んん。意味あるか？これ。
俺は散々金田一だの左目だの古畑中学生だの探偵学園だの色々やったけど、私生活では推理は苦手だ。

･･･あ、また俺の別人格が。すいません。