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「 A〜、どう?隆二とは仲良くなった? 」






英語の授業が終わるとすぐに私たちの元へ臣がやってきた。







「 なるわけないでしょ、ありえない 」





「 でもなんか直人に注意されてたじゃん? 」






「 あれは!なんか今市が色々してくるから! 」






「 色々ねぇ〜? 」







ニヤニヤと笑う臣の顔、一発殴ってきてもいいかな?






昨日の臣の喧嘩腰な態度真似すれば少しは怖くなる?








LINEで一体なにを吹き込まれたのか。




きっと臣が単純バカ野郎なだけだ。









紗綾は大丈夫。


今市勢に寝返ったりはするまい。





何か言ってくる臣とずっとこっちを見てくる今市とギャアギャア騒いでいると同じくらい騒いだ紗綾がこちらにやってきた。







「 A〜! 」






「 どうしたの、うるさいよ? 」






「 うるさくない!
今日ね、Aん家行きたい 」







何かと思ったらいつものこと。




紗綾も部活には入ってないからたまに放課後私の家に遊びにくる。





たまにと言っても実は週3の頻度でうちに来る。







「 いいよ。夕飯作り手伝ってね 」






「 もちろ〜ん 」







紗綾が来てくれるなら今日はいつも避けてる面倒くさい料理にしようかな。





唐揚げかトンカツか春巻き?




紗綾は何食べたいかな。






「 そういえばさ、Aは今市くんと仲良くなったわけ? 」






「 いやいやいやいや!まさかね! 」







「 だってなんか楽しそうだよ 」







「 気のせいですから! 」







もしかして紗綾も今市勢に寝返りつつある?





危ない危ない。



なんとかして繋ぎ止めなきゃ。









「 あ、じゃあさ、今市くんも今日Aん家くれば? 」






「 待って待って、なんでそうなる? 」





「 今市くんの歓迎会? 」






いや、ちょっと、なんで私が。







「 あ、臣は?今日は部活? 」





「 今日はない 」





サッカー部の臣は結構忙しいはずなのにこういう時に限って部活がなくて。






「 歓迎会なんてしてくれるの?
やった〜 」






まだ決まってな……。







「「「 じゃあ決まり〜!! 」」」









張り切る紗綾とニヤつく臣と無駄に喜ぶ今市を前に、私に残された選択肢は1つしかなかった。







「 やっぱり最悪…… 」






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りり(プロフ) - mmlibrab51761014345403183さん» コメントありがとうございます◎楽しんでいただけるよう更新頑張りますね! (2016年7月4日 16時) (レス) id: eb56b9b83e (このIDを非表示/違反報告)
mmlibrab51761014345403183(プロフ) - 初めまして!小説毎回楽しく読ませてもらってます。 (2016年7月4日 8時) (レス) id: 56f79d8620 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:時雨 | 作成日時:2016年6月13日 21時

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