Light of death and hope【創作】 (ページ9)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:10,929 hit

eight:食料品ページ9

コンビニ
19:58

あれから私達は功士郎の提案で全力疾走しコンビニに着いた。話を聞くと、もうゾンビいるし感染は免れない。買える分は全部買うとのことらしい。

「水と食べ物と……」

「あ、功士郎くん、賞味期限長いやつの方がいいからこっちの方がいいんじゃない？」

「そうだな、しっかし…やっぱみんな考えることは一緒だな。」

コンビニにしては人はかなり多いし、店員すらいない。流石に逃げたのだろう。

「あ…店員いないなら取り放題か。A！取るだけ取るぞ！！」

「万引きかあ…まあしゃーないな。盗ろう」

漢字が一致しない2人であった。

ーーー
ーー
ー

「まーこれだけあれば…」

「流石に重いなあ…」

リュックに詰めれるだけ詰めた水、食料品。他にも着替えなども詰めた。

「あとはナイフとか欲しいな。絶対使うはず」

「それは思った。でもどこで手に入れるの？」

「ホームセンター…とか？」

「近場にあるかなあ…」

「こんな状況だしな…人は多いだろうけどラジオとかもいると思う」

「確かに……あ、そういえばスマホ…」

スマホロックを解除しようとするが、左上には圏外の文字が目に入った。

「功士郎くんも圏外なってる？」

「え？Aさん圏外なってんの？

うわぁ、俺も圏外だ」

「一応電池切っとくか…あと非常用の連絡通知も…」

「あ！確かに！！俺も切っとこう」

この判断が後々彼らの身を救うことになるとは、まだ知らない。