記録4 ウソップ ページ8
朝食をみんなで食べる。私の隣には鼻の長い彼が座っていた。
『そうだ、ウソップ！後で工場見せてよ。』
｢ん？あぁいいぜ。別に大したもんはないけどいいか？｣
『うん！ありがと！』
｢…おうよ！｣
彼は狙撃手らしいが、手先が器用で色んなものを作っているらしい。聞けばナミの武器もウソップが作ったという。
朝食を食べ終え2人で工場に向かう。
キッチンを出る時なにやら視線を感じたが気にしないでおこう。
｢…ルフィはともかく、ゾロとサンジの奴…俺を睨んでやがった。おめえ何かしたのか…？｣
『ん？いや、特には…。』
昨日と今日の朝、彼らと話したが特に気にかかることは無かったはず…。
確かに酔いつぶれて部屋まで連れていってもらったのは悪かったが…。
『…恨まれることはしてないはず！』
｢いや、そういうことじゃなくてだな！｣
ウソップは私の方を横目で見ながら、なるほどなと1人で納得していた。
ウソップは相当な切れ者らしい。
工場につくと見慣れない道具や、ガラクタが沢山ころがっていた。
『わー、ガラクタ！』
｢失礼な奴だなぁ…。｣
いかん、咄嗟に口から出てしまった。この癖は直した方が良さそうだ。
目に付いたものに手を出す。
『これなーに？』
｢それはトーンダイアル！そこのボタンを押して、なんか喋ってみな。｣
ウソップの言う通りにしてみる。
『…ウソップの鼻はめちゃ長ーーい。』
｢おい！｣
ウソップに渡すと彼はニヤッと笑いながらボタンを押した。
(ウソップの鼻はめちゃ長ーーい。おい！)
さっき私が話した言葉とウソップのツッコミが見事に繰り返された。
『わぉ！面白いね！』
｢だろー？｣
ウソップは自慢げに笑った。
『でもさ…その鼻もすごいよね！なんで？？なんでそんなに長いのー？』
｢おうおう、グイグイ来るな！？ただの鼻だっての！｣
『嘘だ！嘘つきだから伸びちゃったってナミが言ってたもん！』
｢ナミのやつぅ…！っておいやめろ！｣
私がグイグイ行き過ぎたのか二人はバランスを崩して倒れた。
『…ごめん…。』
｢…お前がそんなんだから、ほかの奴もお前が気になって仕方ないんだろうな…。｣
私の下で倒れているウソップは目を逸らしながら言った。
『…私がドジだから？』
｢…違う違う、お前が男に興味津々で誰にでも積極的だからだろ。｣
ーー気をつけた方がいいぞ。
ウソップはそう言って立ち上がると帽子を深く被った。
ちらと見えた顔からは少しの困惑を感じた。
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アイ(プロフ) - おわりですか！？すごくおもしろかったです！！続編とか書く予定ないんでしょうか？？(o^^o) (2021年1月26日 17時) (
レス) id: 2782a43946 (このIDを非表示/違反報告)
アタル(プロフ) - アニメ大好きwomanさん» 嬉しいコメントありがとうごます！更新が遅く本当に申し訳ありませんが、待ってくださる方がいると知ると、俄然やる気が出てきますね！ですが、期待はあまりせず気長に待ってくださるとありがたいです汗 (2020年3月8日 18時) (レス) id: e103d991e7 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好きwoman - とっっても面白いので早く続きが読みたいです！更新頑張って下さい！ (2020年3月8日 17時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アタル | 作成日時：2019年10月14日 20時
