記録3 サンジ ページ7
宴が終わり、翌朝目を覚ますと私は、ナミとロビンに挟まれて眠っていた。
ーーうぅ、苦しい…。
2人ともくっつきすぎだ。
早くに目が覚めたのか、まだ外は薄暗く、誰も起きてくる様子はなかった。
芝生の甲板にでて海を眺める。
ーーいい景色…。
もうすぐ日が昇り始める。揺れる波がとても心地よかった。
｢おはよ、Aちゃん。よく眠れたかい？｣
『…サンジ。』
サンジが温かいコーヒーを渡してくれた。
ありがとうと受け取ると、サンジが
｢…！綺麗だ。｣と言う。
『そうね、綺麗な朝日…。』
私が言うとサンジは、そうじゃなくって…。と頭をかいていた。
『サンジの作る料理は本当に美味しいよね。毎日食べられるルフィ達が羨ましいよ。』
ブツブツと何か言っているサンジに私から話すと驚いたように、嬉しそうに答えた。
｢…！君が毎日食べたいって言うなら俺はいつだって君のために…！｣
『ふふっありがとう。また会えるといいね…。』
｢Aちゃん…。｣
私はこの船に乗るために海に出た訳では無い。ルフィに会えたのは嬉しかったが、これは私の旅のほんの一部に過ぎないのだから。
｢…ルフィと仲がいいんだな。｣
突然サンジが言った。
『ん、ルフィは私に海を教えてくれたの…。今の私があるのはルフィのおかげ。』
そう言って笑うと
｢おれもだ。｣と、サンジも笑った。
ルフィの話をして思い出す。
ーーゴムなのは俺だけだからな！
『…。』
私は目の前で笑うサンジの顔に手を伸ばした。
頬をムギュっとつまむ。
｢！…へ？Aはん？｣
『…ほんとだ…伸びない。』
ーー男なら誰でも伸びるわけじゃないんだ…。
私は両手でサンジの顔をつまんだり撫でたり確認する。
｢…！？ちょっと！｣
サンジは驚いた様子だったが、次第に顔を赤らめて両手で私の手を掴み、止めた。
｢……Aちゃん…。気をつけた方がいいぜ、その好奇心。｣
手を引かれ、サンジの顔が近づく。
｢…っ！俺じゃなかったら…まずかったぜ…？｣
『…そう…。』
よく分からなかったが返事をしといた。
サンジの顔は朝日のせいか赤くなっていた。
サンジは私の手を離すとポケットから煙草を取り出し、くわえて火をつけた。
煙草の煙は私を包んだが、不快ではなかった。サンジの匂いだと思った。
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アイ(プロフ) - おわりですか！？すごくおもしろかったです！！続編とか書く予定ないんでしょうか？？(o^^o) (2021年1月26日 17時) (
レス) id: 2782a43946 (このIDを非表示/違反報告)
アタル(プロフ) - アニメ大好きwomanさん» 嬉しいコメントありがとうごます！更新が遅く本当に申し訳ありませんが、待ってくださる方がいると知ると、俄然やる気が出てきますね！ですが、期待はあまりせず気長に待ってくださるとありがたいです汗 (2020年3月8日 18時) (レス) id: e103d991e7 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好きwoman - とっっても面白いので早く続きが読みたいです！更新頑張って下さい！ (2020年3月8日 17時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アタル | 作成日時：2019年10月14日 20時
