赤髪海賊団との遭遇 ページ21
蛇姫様の船に飛び乗る。
｢一体どこに行っておったんじゃA。わらわを1人にするなど…お前じゃなければ許されない事じゃ。｣
『…ごめんなさい。ちょっと色々ありまして。』
｢それは…見ればわかる。｣
そう言って蛇姫様と私は甲板から海軍本部を見る。港には数多くの見送りがいた。
｢…迎えられた時より人が多いな。七武海の輩までいるぞ…。随分と気にいられたようじゃな。｣
『…あはは。』
私は見送る彼らと目が合わないように船室に向かう。この船には何故か昔から私の部屋があり、その部屋を見ると少し申し訳なさを感じる。
海軍本部での気疲れもあり、部屋のベッドですぐ眠りに落ちた。
｢…起きよ…。A。｣
『うぅ…ん。』
どうやら島についたようだ。島を見かけたらそこに降ろしてくれと伝えていたため蛇姫様がわざわざ起こしに来てくれたらしい。
『ありがとうございました。』
｢…あぁ。行ってこい。｣
2度目の別れはあっさりしたものだった。引き止められなくて安心する。
｢…そういえば、この辺りに四皇の噂を聞いた。関わらない方が身のためじゃ。気をつけよ。｣
四皇。存在は知っていたが人物はよく知らない。しかしここで話を聞く気にもなれず、いずれ知るだろうとたかを括った。
『わかりました！それじゃあ…。』
ーーー
｢…お嬢ちゃん、迷子？｣
『…うむ、おじさんも？』
降りたこの島はどうやら無人島らしい。しかし目の前のぽっちゃりの男は肉を片手に歩いていた。何者だろうか。
｢いいや、おじさんは調査中。お嬢ちゃんお腹すいたでしょ？一緒に俺らの船に行くか？｣
私のお腹がなった事に気づいたおじさんは、来た道を振り返り歩き始めた。
『え、いいんですか？船って…。』
なんの船だろう。ついて行きながら尋ねようとすると、ぽっちゃりさんが答えた。
｢ん、海賊船よ。怖い？｣
『…いえ。』
彼は私を、女1人でこの島にいる時点でただの娘ではないと分かっていたのだろう。特に何も聞かず案内してくれる。
付いて歩いていくと、木々の間から船が見えてきた。
甲板を見ると、赤い髪の男がこちらを気だるげに見下ろしていた。私たちの姿を見つけた彼はぱっと明るくなり笑いながら手を振ってきた。
その後ろには大勢のクルー達が女だ女だと騒いでいる。私はアハハ…と苦笑いしながらぽっちゃりさんに話しかける。
『そういえば、あなたの名前は？』
｢俺は…ラッキー・ルウ。｣
名前だけ言って彼はまた肉を頬張った。
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アイ(プロフ) - おわりですか！？すごくおもしろかったです！！続編とか書く予定ないんでしょうか？？(o^^o) (2021年1月26日 17時) (
レス) id: 2782a43946 (このIDを非表示/違反報告)
アタル(プロフ) - アニメ大好きwomanさん» 嬉しいコメントありがとうごます！更新が遅く本当に申し訳ありませんが、待ってくださる方がいると知ると、俄然やる気が出てきますね！ですが、期待はあまりせず気長に待ってくださるとありがたいです汗 (2020年3月8日 18時) (レス) id: e103d991e7 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好きwoman - とっっても面白いので早く続きが読みたいです！更新頑張って下さい！ (2020年3月8日 17時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アタル | 作成日時：2019年10月14日 20時
