記録12 モンキー・D・ガープ ページ17
バギーの部屋を出て蛇姫様を探す。そろそろ船を出す時間だろう。
それに、海軍本部を歩き回るのは結構緊張する。早くここから出たい。
しかし私の思いとは裏腹にある人物が私の背後に立つ。
『…なにか？中将さん。』
｢ん？いやぁ、気づかれとったか！！流石じゃな。守戦の女神 A。」
『それ、私の異名ですか？今はもう違いますよ。』
「そうか、島には戻ってくれないか。厄介な女が増えたわぃ！」
『…安心してください。私は蛇姫様の部下。つまり、政府の手下。下手な真似はしませんよ。』
私がそそくさとこの場を去ろうとするがこの人は逃がしてくれないようだ。
「まあまあ、そんなに急ぐな！茶でも入れよう！」
『いや、そんな時間は…。』
「なんじゃぁ、付き合いが悪いのう。ルフィの船に乗っとったという噂があったから話を聞けると思ったんじゃが…。」
『あ、そうか。貴方はルフィの！』
「そうじゃ！じいちゃんじゃ！ぶわっはは！」
よく見ればいつか新聞で見たルフィの祖父、ガープだった。確かにこの人からでる雰囲気はルフィを思い出させる。
『おじいちゃん！お話しましょう！』
「なんじゃ、急に親しげじゃな。」
『だって、ルフィのおじいちゃんだもの。』
私がそう言うとガープはまたぶわっはっは！と笑った。
ガープとの話は楽しく、ルフィの知らない話を沢山聞くことが出来た。
『へぇ、シャンクスかぁ…！』
「そうじゃ、忌まわしい…。ルフィが海賊なんかになったのはあいつのせいじゃ。」
私を海に出したルフィを海に誘った人がいるなんて…！どんな人だろう。とっても気になる。
『…それじゃ、最後にガープさん。』
「？なんじゃ。」
むぎゅ。
私は立ち上がり、ガープに近寄ると、ガープの頬を両手でつねる。
「いはい、いはい！」
ガープは私の手をパシパシ叩いた。
私はすぐに手を離す。
『…おじいちゃんでも伸びないんだね。』
「そりゃ、そうじゃろ。あいつはゴムゴムの実の能力者じゃからな。」
『…え、そうなの！？』
「…それ以外ないじゃろ。」
なんだ、てっきり生まれた時から伸びる体質なのかと。いや、でも考えれば分かる事だった。
『…ごめんなさい。つねっちゃって。』
「はっはっは！気にするな！面白いもんを見れたわ！」
ガープは恥ずかしがる私の頭をポンポンと撫で小さい声で呟いた。
「てっきり、別れの挨拶でもしてくれるかと思ったわい…。」
『？』
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アイ(プロフ) - おわりですか！？すごくおもしろかったです！！続編とか書く予定ないんでしょうか？？(o^^o) (2021年1月26日 17時) (
レス) id: 2782a43946 (このIDを非表示/違反報告)
アタル(プロフ) - アニメ大好きwomanさん» 嬉しいコメントありがとうごます！更新が遅く本当に申し訳ありませんが、待ってくださる方がいると知ると、俄然やる気が出てきますね！ですが、期待はあまりせず気長に待ってくださるとありがたいです汗 (2020年3月8日 18時) (レス) id: e103d991e7 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好きwoman - とっっても面白いので早く続きが読みたいです！更新頑張って下さい！ (2020年3月8日 17時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アタル | 作成日時：2019年10月14日 20時
