記録8 ジュラキュール・ミホーク ページ13
会議では無事に七武海介入を断ることが出来た。
海軍には私はハンコックと共にいるということになった。
しかし、この目の前に立つ男は勘づいているらしい。
『…ミホーク。』
｢ふん、見え透いた嘘をついたもんだ。お前みたいな奴が誰かの下について回るとは思えん。｣
会議が終わり、本部を歩く私にミホークは話しかけてきた。
『…そうかしら？私はずっと蛇姫様についていますよ。』
ちらと彼を睨めば彼は嬉しそうにニヤリと笑った。
｢だとすればお前が一人で海に出たなんて噂が立つのもおかしな話だ。｣
『…。』
ーーしっかりバレてる。まいったな。
『…黙っててくれます？』
蛇姫様の真似じゃないが、少しばかりの希望を胸に彼を見つめる。
｢…急に媚びるな。｣
『えへへ…ってぇ！？』
ごまかし笑うと急に腕を引かれ近くの部屋に連れ込まれる。
バタンとドアを閉められ、周りを見渡せば物置のような部屋だった。
｢…媚びるならほかのやり方があるだろう？｣
『？ちょっとよくわからないんですが…。』
｢…だったら教えてやる。｣
そういった彼は壁に寄りかかり座り込んだ私の逃げ場を奪うように両腕を私の顔の横の壁においた。壁ドンというらしい。
私がきょとんとすれば、彼は呆れたといった顔をした。
｢…からかいがいのないやつめ。｣
『ん？からかわれてるんですか？私。』
更に呆れたといった表情をされ私はショックを受けた。
『なんなんですか！そんな顔するならやらないでくださいよぉ…。』
私がある意味悔しくて泣きそうになると、それだ…とようやく彼は嬉しそうに笑った。
｢…いい顔をするじゃないか。｣
『…へ？』
何が何だかわからないでいると、彼が私のおでこに彼の唇をつけられた。
ちゅ、という音ともに彼の唇が離れる。
彼が私の顔を見る頃には私の顔は真っ赤になっていただろう。
『な、な、にしてるんですか！？』
｢…気に入った。｣
全く、掴めない男だ。何を考えているのかわかったもんじゃない。
私は彼をおしのけて部屋から飛び出した。
その後海兵が物置に入ると、ククッと壁に笑いかけていた七武海がいたそうだ。なんとも恐ろしい。
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アイ(プロフ) - おわりですか！？すごくおもしろかったです！！続編とか書く予定ないんでしょうか？？(o^^o) (2021年1月26日 17時) (
レス) id: 2782a43946 (このIDを非表示/違反報告)
アタル(プロフ) - アニメ大好きwomanさん» 嬉しいコメントありがとうごます！更新が遅く本当に申し訳ありませんが、待ってくださる方がいると知ると、俄然やる気が出てきますね！ですが、期待はあまりせず気長に待ってくださるとありがたいです汗 (2020年3月8日 18時) (レス) id: e103d991e7 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好きwoman - とっっても面白いので早く続きが読みたいです！更新頑張って下さい！ (2020年3月8日 17時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アタル | 作成日時：2019年10月14日 20時
