★女子？会【ヴィル】 ページ16
ポムフィオーレ寮の談話室。
そこにはヴィルとつぼみが楽しそうにお茶を飲む姿があった。
ヴィル「やっぱり女の子と話すのは楽しいわね」
つぼみ「ふふ、それは何よりです」
ヴィル「アンタの意見は本当に参考になるわ、ありがとう」
つぼみ「い、いえ」
あのヴィルに感謝されてしまい、頬を染めるつぼみ。
照れるのを隠す為に紅茶を一口飲むと、甘くスッキリとした香りと味に包まれる。
つぼみ「美味しい……」
ヴィル「当たり前でしょ、アタシは紅茶の茶葉選びにも手を抜いたりしない」
どの観点においてもヴィルは完璧主義者なんだなと思うつぼみ。
つぼみ「やっぱりヴィルさんはすごいですね」
ヴィル「そうかしら？ アタシは自分の利益になる事しかしてないわ」
つぼみ「それが、すごいなって。体型をキープするために食事制限したり、いつも美に対して気を遣っていて……私にはないものをあなたは持っています」
ヴィル「アンタって、面白い事言うのね」
つぼみ「え！？ だいぶ真面目に言ったつもりだったんですけど」
ヴィル「アタシは、負けたくないからやってるだけなのに。そんな事、初めて言われたわ」
つぼみ「だって本当ですから。努力している姿はアズールさんに負けないくらい美しいと思いますよ」
ヴィル「……なんでアズールが出てくるのよ」
つぼみ「だってアズールさん、昔は今みたいに完璧じゃなかったんですよ？ でも自分を認めなかった人たちを見返すために努力して今の彼がいるんです」
ヴィル「だいぶアズールを気にかけてるのね」
つぼみ「そんな事ないですよ？」
ヴィル「気に食わない」
つぼみ「え？」
椅子から立ち上がったヴィルはテーブルに手をついて、空いている方の手でつぼみの顎を掴む。
ヴィル「アンタ……忘れてない？ アタシも男なのよ？」
つぼみ「ん……」
そっと唇を重ねるヴィル。
ヴィル「嫉妬くらいするわ……それに気づきなさい。どうしてアンタとお茶を飲んでるか」
つぼみ「ヴィル、さん……」
ヴィル「好きよ、つぼみ」-fin-
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Licht-リヒト-(プロフ) - ミリアさん» すごく綺麗で良いと思います！！ メモ欄にコメント残してあります、返信して頂けると幸いです。 (2021年1月2日 1時) (
レス) id: dfd8bd8685 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - Licht-リヒト-さん» 出来ました！どうですか？次の更新お願いします！ (2020年12月19日 15時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - Licht-リヒト-さん» 凄く良いです！更新しますね。 (2020年12月19日 14時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
Licht-リヒト-(プロフ) - ミリアさん» 良いですね！ 次お願いします！ (2020年12月19日 1時) (レス) id: dfd8bd8685 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - Licht-リヒト-さん» 出来ました！どうですか？次の更新お願いします！ (2020年11月28日 12時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミリア＆Licht-リヒト-さん | 作者ホームページ：http kasu1
作成日時：2020年9月13日 18時
