お母様 ページ15
って
まだ赤い顔した二宮さんが寝室からやってきた
「カズ！あんたまた女の子に家事させて！」
「うるさいな、オレ病人」
「え？あんた風邪ひいたの、大丈夫？」
「大丈夫だから母ちゃん帰っていーよ」
あ、やっぱりお母様だったんだ
帰っていいよってせっかく来てくれたのに
「けどあんたねぇ、
昨日来るって言うから」
「あーあーあー。
悪かったって
とにかく今日はもういいから」
「…ほんとにもう
えっと、、誰さんだったかしら」
ってお母さんが私の方を向いて言ってきて
「申し遅れました
Aと申します」
慌てて自己紹介。
「Aさん
ごめんなさいねこんな息子で」
「いえいえいえ
とんでもありません
二宮さんにはいつもよくしていただいてて」
「あらそうなの？
この子私には全然連絡よこさないから…
あなたに迷惑かけてない？」
「いえ、ご迷惑おかけしてるのは逆に私の方というか…」
「母ちゃんほんとにいいから
Aちゃん悪いんだけどさ
キッチンのビニール袋持って来てくれる？」
って二宮さんに言われる
ビニール袋…
あ、アレのことかな？
「これですか？」
空になったタッパーが入った袋を渡すと
「それそれ、ありがと」
「母ちゃんこれ持ってって」
私から受け取ったそれを
お母さんに渡してる
あぁ、普通の親子なんだなぁ
って当たり前のことを思う。
「あぁハイハイ
じゃ、お母さんいくから」
「あいよー」
「Aさん、カズのことよろしくね」
「はい！」
「じゃあまたね、カズ」
「ん。さいなら」
潤んだ目で二宮さんがひらひら手を振る
パタン。と扉が閉まった音がして
二宮さんが振り返る
「ごめんね。母ちゃん強烈でしょ」
「そんなことないですよ！
ステキな方じゃないですか」
「…んふ、どこが笑」
「こんな見ず知らずの女に
きちんと挨拶してくださるし」
「それが普通じゃないの？笑」
「普通じゃない人もいるんです」
「ふーん」
もう興味無さげな二宮さんが
ドカ！とソファに座る
チャイムが鳴ったから起きてきてくれたのかな
まだ目が潤んでるから、熱下がってないっぽい
「二宮さん、冷えピタ貼りますか？」
「え、あんの？」
「はい。買ってきました」
「…そりゃ悪かったね」
「？どうして悪いんですか
私が勝手にかってきたんです」
ドラッグストアの袋から冷えピタを取り出す
何があるかわかんないから買っといてよかった
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橘花(プロフ) - おかえりなさい。このお話やっぱり大好きです。二宮さんの天邪鬼な優しさにきゅんとしちゃう。。4日徹夜した甲斐がありましたね！おーんまでしてもらっちゃって。。しかも今度はお手伝いさんって、、住み込みですか？？ですよね？？ (2018年5月3日 21時) (
レス) id: c285604a1b (このIDを非表示/違反報告)
涼杜兄妹(プロフ) - おかえりなさいー！！待ってました！更新ありがとうございます、とても嬉しいです。ファンとしてショックでしたけど、お話の中の和さんは別人だと思ってうはうはさせてもらってます！今後も応援しています！ (2018年5月1日 21時) (レス) id: 400e48a6ce (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - それでもファンをやめられず嵐を嫌いにはなれません。そして、このお話を嫌いになることもたりません。立ち直るのはとても思っている以上にたいへんかもしれませんが、これからも応援しています。 (2018年4月16日 3時) (レス) id: 83f57e34a6 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - はじめましていつもありがとうしております。私も今回のこととてもショックでした。どうして？なんで？そんなことばかり考えました。別の一般化ならきっとここまで考えなかったかもしれません。彼の口から何か聞けたなら違うかもとか、色々考えました (2018年4月16日 3時) (レス) id: 83f57e34a6 (このIDを非表示/違反報告)
みはる(プロフ) - くぅ。さん» そうですよね。彼の愛する人から、私たちファンがどれだけの屈辱を受けたか、彼は気づいているのでしょうかね。この道を進むことで彼が幸せになれるなら、なんとか受け入れようと頑張りますけど、、、ファンのことはどこまで考えてくれているのかが気になります。 (2018年4月14日 9時) (レス) id: d6478e436f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くぅ。
| 作成日時：2018年1月8日 23時
