２ー学食スクランブル ページ38
ハーツラビュルのオバブロ事件のあったその晩。寮に戻って暫く経てば眠気が襲い、ポケモン達のトリミングを終わらせた後ベッドへダイブした
身体の力も抜け、瞼を閉じればうつらうつらと夢の中へ……
・
・
『……不思議な夢だったなあ、』
以前見た赤い薔薇の夢ではなかった。今度は、ワイルドエリアを連想させる荒野である。小高い丘の上に、2体のカエンジシらしきポケモンの姿。雄叫びらしき声が聞こえた直後、再び現実に引き戻されたのだ。
「ふなぁ〜〜〜ん！！ゴロニャ〜〜ン！！ニャビニャビ〜〜……どうだぁ……グリム様の力思い知ったかぁ…」
『…なんだ、グリムか』
どうやら、リドル寮長を敵に見立て自分が活躍する夢を見ているようだ。幸せそうに頬を緩ませているところ申し訳ないが、遅刻しても不味いので身体を揺すぶり起こす
『グリム、起きて』
「暴君リドルをこらしめてやったゾ〜
……ふがっ！？あれ？オンボロ寮？なんだぁ〜夢かぁ……リドルなんかメじゃない最強魔法士になれたと思ったのに。ガッカリ」
『おはよ、ならしっかり修行して強くならなきゃね』
・
［ 大食堂 ］
「う〜…トレイン先生はオレ様を眠らせる魔法を使ってるとしか思えないんだゾ。どんなに抗っても眠気に負けちまう！」
「お前……授業始まって5分で寝てたろ。全然抗えてないじゃないか」
「結局Aの取ったノート見せて貰ったけど、お前の文字全く読めねぇんだゾ！」
『多分ガラル特有の文字だからね。解読魔法っての頑張って覚えたら？』
「……っていうか…あれ？なんか今日やたらに食堂が混んでるな」
エースにそう言われ食堂を見回してみると確かに人が多い。なんでも、今日は人気のベーカリーショップが出張営業中らしい。
「へ〜どれも美味そうじゃん。オレも買ってこよっかな」
「スゴい人気だな。Aとグリムはどうするって………あれ？グリムはどうした？？」
『あー……グリムなら』
誰よりも食い意地の張るグリムが、このチャンスを逃すはずがない。小さな身体で生徒達の間をすり抜けては、名物のデラックスメンチカツサンドとやらを横取りしていた
「あっ！グリムのやつ……」
『私、しーらない』
「助けに行かないのか？」
『あれは割り込んだグリムに非があるし、欲しかったら自分で何とかするよ。それに言うでしょ？弱肉強食って……狙った獲物が1つなら…争え。』
「考えが野性的だな」
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チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - 桜彩さん» ありがとうございます！！これからも頑張りますね(●´▽`●) (2020年10月16日 1時) (
レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
桜彩 - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年10月15日 22時) (レス) id: 28978efa0a (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - チョコ＆ピーナッツさん» ありがとうございます！見つけれました！ (2020年10月14日 1時) (レス) id: ecaba3df18 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - 紫苑さん» Twitterのフォローですか！ありがとうございます！！@cho_co_cho_です！もし出てこないようでしたら、ボードの方で紫苑様のIDを教えていただけると助かります(o_ _)o私の方からフォローさせて頂きます！ (2020年10月14日 0時) (レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - コメント失礼します！Twitterをフォローしたいのですが出てこないです、、。ID教えて貰うことは出来ますか、？ (2020年10月13日 23時) (レス) id: ecaba3df18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ＆ピーナッツ
| 作成日時：2020年10月8日 16時
