【急募】:異世界への対処法 ２ 〈ポケモン×ツイステ〉

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「A……起きろ。
今日は何でもない日のパーティだぞ。遅刻したら首をはねられる！」

『………え？』


再び目を開けると、そこにホップの姿はない。会場でもフィールド上でもなく、この世界では慣れ親しんだオンボロ寮の自室である



『そっか、パーティ………』



徐々に意識も覚醒しゆっくりと上半身を起こした。その際、目尻の方から何か生暖かいものが頬をつたる感触……



「お、お前どうした！？泣いてるぞ！？」

『……？』




大きな姿見で自分の顔を確認して、初めて気がついた。ホントに泣いてる……生理的な涙なのか、無意識のうちにポロポロと零れ落ちる


「悪夢か！？！？魘されたか！？！？大丈夫か！？！？」

『いや……平気。そんな慌てなくとも』

「ダチが泣いてりゃ驚くだろ！！！心配すんな！僕がぶっ飛ばしてやる！」

『何を？？？』



そういえば昨夜……中々寝付けなくて、ついスマホロトムで動画を見てたんだっけ。私がジムチャレンジを始めてから…毎試合毎試合全て動画に記録されている。いつでも見返せるよう、己の戦い方を自己分析できるようにと。ソニアさんからのアドバイスだった

特に上手い言い訳も見つからず、どう説明すればいいのか困っていた時……調度良いタイミングでドアのノックされる音が聞こえる



「……？誰か来たみたいだ」

『あ〜私支度しなきゃ。ごめんけどデュース出て貰える？』

「あぁ！いいぞ」




寝起きだから髪もボサボサ…顔も洗って歯も磨いていつものようにギブソンタック風の髪型に整え、制服に着替えてハイ完了。

談話室に向かえば、既に客人の姿が……まあ、昨日お世話になった(？)ケイト先輩なんだけど




「お、監督生ちゃんもおはよー。トランプとかして青春したんだって？」

『おはようございます。えぇまあ……グリムがルール知らないのでババ抜きでしたけど』

「こいつマジで強ぇんすよ。なんか、全部読まれてる感じで……」

「ババ抜きにあんなに頭使うとはな……」




どんなことにも負けず嫌いな私。頭フル回転して勝利をもぎ取ってやった

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