検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:26,656 hit

完璧少女.12 ページ15

土曜日、今日は元々午前だけの居残り禁止だったから、早足に家へ帰る。

サッとシャワーを浴び、飯を食べ、身支度を整えて木兎さんの家へ向かう。

インターフォンを鳴らすと、その人はドタドタと足音を鳴らして扉を開けた。

「よぉーく来たな、赤葦。俺の部屋に行っててくれ。」

「お邪魔します。」

木兎さんの家には過去数回(主にテスト前)お邪魔したことがあるため、部屋は分かっている。

木兎さんは少し準備があるらしく、先に部屋へ向かう。

いつものようにドアを開けると、いつもと違うモノが目に入った。

白と黒の髪、額に貼られたひえピタ、北野さんだ。

寝転がってた彼女は、俺に気づくと直ぐ様起き上がった。

「赤葦さん、いらっしゃってたんですか…!」

「うん、ついさっきね。」

癖を整えて北野さんは言った。薄い水色のワンピースがよく似合っている。

しばらくの沈黙の後、それを蹴破るように木兎さんは入ってきた。

「とりあえず、茶とつまめるもの持ってきたぜ。A、芋けんぴもあるぞ。」

北野さんの目が輝いた。芋けんぴ好きなのか。

月バリに手を伸ばそうとする木兎さんを止めて、少し可笑しな勉強会が始まった。

完璧少女.13→←完璧少女.11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
15人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

斉賀(プロフ) - ナンだこれ!?(良い方)すごく楽しく読ませて頂きました。赤葦くんと上手くいってよかったあアアアアアアアアア! (2018年12月26日 20時) (レス) id: 12a2cd90a8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:コゲパンです。 | 作成日時:2018年5月6日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。