マネージャー日和【HQ】 (ページ10)

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7話ページ10

家に帰り、リビングの扉を開けると、キッチンの向こうで母は鼻歌を歌いながら夕飯の支度をしていた。

どうやら扉の音に気づいたようで、私の方を見てにこっと笑った。

アイドルかな？とか、一瞬思ったが口には出さないでおこう。

｢結衣、おかえり！今日の晩御飯はビーフシチューよ！｣

何故こんなにも機嫌がいいのかわからないがとりあえず、母が笑ってるのは私も嬉しい。

なんせ、いっぱい迷惑かけたしね

あれ？そういえば研磨は？と聞かれたが先程鉄に言われたとおり言うと、母は少し感激していた。

まぁ、あの研磨が委員会に引っ張られることは珍しいし、母が驚くのも無理はない。

私は鞄を自分の部屋に持っていこうと一旦、リビングを出た瞬間、玄関の扉がガチャりと開いた。

もう委員会の仕事終わったのかな？

外の光がだんだんと入ってくると同時に人影も映りこんだ。

なるほど

母の機嫌がいいのはこういう事か。

久しぶりに父親が帰ってきた。

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ここから少しシリアス入ります。