アリガトウ…NY編〜帰国

#22 ページ22

明日のファイナルの会場に着く



すでにTRIBEメンバーはリハを終え、ホテルへ


シンと静まり返ったこの会場に


数人のスタッフがいるだけ



コツコツ と足音がする方に目をやると



黒のレザーのロングコートにサングラスの


大物歌手(笑)


ATSUSHIさん……




ATS「おかえり。」


サングラスを外して 優しく微笑む




A「ただいま…です。」




1年ぶりに 最初に会ったTRIBEメンバーが

ATSUSHIさんで…

なぜか分からないけど 涙がこぼれた



ATS「…え。……そんなに俺に会いたかった？笑」



A「……分かんないです。帰ってきたんだなって実感して……w」




千「ふふ笑」



A「それにしても…広いですね。汗
………緊張感ハンパないです、、、」




ATS「そうだよ。責任重大だからね。」



A「…….やだやだ！ムリムリ！！」汗



千「あははww」

ATS「頼むよ。笑」




それから立ち位置の確認と


歌い合わせをして




千「朝になっちゃうね。そろそろ出ないと
メンバーの入りと、かぶっちゃうから行こう。」





plplplplplp〜


隆二……




A「おはよー！！」





隆二「…おはよ。 Aがおはよーって、
こっちの時間に合わせて言うの初めてじゃね？」




あ、、ヤバ…つい…





A「あ、えと…今日 ファイナルだね！
頑張ってね。」





隆二「うん。…見せたかったよ、今日。」



見てるよ.…全部



A「…うん。 」



隆二「…なんか今日 Aの声クリアだなー。」




A「え…そ、そう？」汗




隆二「なんかいつもよりも、はっきり聞こえる。気のせいかな？w」




A「…たぶんね。…あ、隆二！もう会場行くの？？」






隆二「ああ、もう向かってる。いろいろ確認したい事あるからさ。」



！！！これはマズイ…





A「そっか、じゃあまた後でね。」汗




千「Aちゃん、行くよ〜！」





A「うん。」


そして足早に会場を出た私達

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